男子テニスツアー「シンチ選手権」(6月13日~19日/イギリス:ロンドン/グラスコート/ATP500)は現地6月19日にシングルス決勝を実施。第2シードのマテオ・ベレッティーニ(イタリア/世界ランク10位)がフィリップ・クライノビッチ(セルビア/現48位)を7-5、6-4で下し、大会連覇を達成した。
右手のケガにより約3か月にわたってツアーを離れていたベレッティーニは、得意の芝のシーズンから復帰した。すると、復帰直後の「ボス・オープン」で優勝。続いて今大会でも頂点に立ち、2週連続でタイトルを獲得したのだ。
決勝の第1セット序盤はお互いにサービスのリズムがつかみきれずにブレーク合戦となるが、徐々に調子は上がり、ベレッティーニが強烈なフォアハンドを軸にセットを奪取。自信を得たベレッティーニは、第2セットではファーストサービスのポイント獲得率も上がり、クライノビッチを退けて優勝を果たした。
ベレッティーニは表彰式でこの2週間を振り返り、「色々な感情がこみ上げてくる。期待していたのは、手術から復帰して2大会連続で優勝して、この権威のある大会のタイトルをディフェンドすることだったんだ」と復帰当初に思い描いていたプランを語った。
実は前週の大会会場に着いた時は、あまり良い感触ではなかったという。「自分が望むようにボールが打てていなかった。だから、『これはタフなことになるな』と思っていたんだ。だけど、こんなにうまくいった」と喜んだ。
自分が理想とする復活劇を見事にやり通し「泣きたくはない。達成できたのは、チームと家族のおかげ。本当に信じられない」と感無量の様子だった。
ベレッティーニはこれでツアー7勝。その内、3大会がクレーで、4大会が芝である。強烈なサービスとフォアハンドが芝のサーフェスに適していることがわかる。昨年準優勝したウインブルドンで、今年も活躍が期待できそうだ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】軸が崩れないベレッティーニのバックハンドスライス、30コマの『超分解写真』
右手のケガにより約3か月にわたってツアーを離れていたベレッティーニは、得意の芝のシーズンから復帰した。すると、復帰直後の「ボス・オープン」で優勝。続いて今大会でも頂点に立ち、2週連続でタイトルを獲得したのだ。
決勝の第1セット序盤はお互いにサービスのリズムがつかみきれずにブレーク合戦となるが、徐々に調子は上がり、ベレッティーニが強烈なフォアハンドを軸にセットを奪取。自信を得たベレッティーニは、第2セットではファーストサービスのポイント獲得率も上がり、クライノビッチを退けて優勝を果たした。
ベレッティーニは表彰式でこの2週間を振り返り、「色々な感情がこみ上げてくる。期待していたのは、手術から復帰して2大会連続で優勝して、この権威のある大会のタイトルをディフェンドすることだったんだ」と復帰当初に思い描いていたプランを語った。
実は前週の大会会場に着いた時は、あまり良い感触ではなかったという。「自分が望むようにボールが打てていなかった。だから、『これはタフなことになるな』と思っていたんだ。だけど、こんなにうまくいった」と喜んだ。
自分が理想とする復活劇を見事にやり通し「泣きたくはない。達成できたのは、チームと家族のおかげ。本当に信じられない」と感無量の様子だった。
ベレッティーニはこれでツアー7勝。その内、3大会がクレーで、4大会が芝である。強烈なサービスとフォアハンドが芝のサーフェスに適していることがわかる。昨年準優勝したウインブルドンで、今年も活躍が期待できそうだ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】軸が崩れないベレッティーニのバックハンドスライス、30コマの『超分解写真』