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海外テニス

世界2位のズベレフがコートで元気に打つ姿を公開!6月の全仏OPでの右足首故障から順調に回復<SMASH>

中村光佑

2022.08.09

全仏OP準決勝で無念の途中棄権したズベレフの復活が近づいてきた。(C)Getty Images

全仏OP準決勝で無念の途中棄権したズベレフの復活が近づいてきた。(C)Getty Images

 右足首の深刻なケガによりツアーを離れている男子世界2位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)。だが彼がカムバックを遂げる日はそう遠くないかもしれない。

 今年6月の全仏オープン準決勝で赤土の王者ラファエル・ナダル(スペイン/現3位)と対戦した際に右足首を激しくひねり、無念の途中棄権を余儀なくされたズベレフ。母国で受けた精密検査では同箇所の外側靭帯断裂が判明し、そのまま手術を決行。その後は患部にサポーターを付けながらも懸命なリハビリに励み、SNSを通じて順調な回復ぶりをアピールしてきた。7月19日にはクレーコートでキックボードを用いてフォアハンドを打つ映像を自身のインスタグラムで投稿していた。

 また8月6日には自身が幼少から患う糖尿病と闘う人たちを救うための財団を立ち上げたことも発表し、完全復活を目指す中で自分ができることに精力的に取り組んでいる。

 そんな彼がついに通常のコート練習を再開したようだ。ズベレフが自身のインスタグラム(@alexzverev123)にハードコートでヒッティングを行なった際の様子を動画で公開。まだ動き自体は少ないものの、そこにはサポーターも装着せずに両足でしっかりと立って元気にフォアハンドやサービスを打つ姿が収められている。これをチェックしたファンからは歓喜のコメントが続々と寄せられた。
 
 テニス系海外メディア『UBITENNIS』によると、ズベレフの復帰時期について同選手の広報担当者が、9月にドイツ・ハンブルクで開催される男子テニス国別対抗戦「デビスカップ・ファイナルズ」のグループリーグが現実的との見方を示したという。

 一部海外メディアでは北米ハードシーズンで復帰できるのではないかとも報じられていたズベレフだったが、エントリーしていた現在開催中の「ナショナルバンク・オープン」(8月7日~14日/カナダ:モントリオール/ハードコート/ATP1000)と来週の「ウェスタン&サザン・オープン」(8月14日~21日/アメリカ:シンシナティ/ハードコート/ATP1000)のマスターズ2大会は開幕前に欠場を表明。

 現時点では今月末に開かれる年内最後のグランドスラム「全米オープン」(8月29日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の出場も絶望的な状況だ。

 その一方で3年ぶりの開催となる10月の「楽天ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2022」(10月3日~9日/日本・東京/ハードコート/ATP500)への参戦を正式に表明しており、日本のファンからも期待と興奮の声が高まっている。まだまだキャリアが長いだけに無理は禁物だが、一日も早いツアー復帰を祈るばかりだ。

文●中村光佑

【PHOTO】全仏オープン2022で活躍したズベレフら男子選手たちの厳選PHOTOを一挙公開!
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