先週のテニス四大大会「全米オープン」の男子シングルスで念願のグランドスラム初優勝を達成するとともに、史上最年少で世界ランキング1位の座に就いた19歳のカルロス・アルカラス(スペイン)。男子テニス界の超新星は、次なる野望として長年世界のトップに君臨してきた「ビッグ3」(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ)のような「記憶に残る選手になる」と明かした。
現地9月11日に行なわれた全米決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー/大会時7位)を破って四大大会の頂点に立ったアルカラスは、このほど英公共放送『BBC』のインタビューに登場。本当に19歳なのか疑ってしまうほどの強さと優れた人間性を兼ね備えた彼は「ビッグ3の後継者になるのではないか」とも囁かれているが、本人は「彼ら(ビッグ3)が打ち立ててきた記録に自分が並ぶのは不可能に近い。まだベストなプレーができているわけではない」と謙虚にコメントした。
それでもアルカラスはフェデラー、ナダル、ジョコビッチの3人から「いつも刺激を受けている」と言う。そのうえで「彼らに追いつきたいと思っている。彼らのように記憶される選手になりたいし、いつか彼らのようになれるように努力していきたい。そしてグランドスラムで3人のうちの1人を倒したい。僕はいつも最高の選手になるためには最高の選手を倒さなければならないと言ってきた」と、それぞれが四大大会20勝以上を誇るビッグ3を目標にさらなる高みを目指す心構えを見せた。
ちなみにアルカラスはマスターズ1000大会2度目の優勝を飾った今年5月のマドリード・オープンの準々決勝でナダル、準決勝でジョコビッチを立て続けに破り、多くのテニスファンに衝撃を与えたことが記憶に新しい。
一方で現在右ヒザのケガにより1年以上にわたって戦列を離れているフェデラーとはまだ対戦経験がない。それを踏まえてアルカラスは「今の僕にはほとんどチャンスがないかもしれないけど、できればフェデラーと試合をしてみたい」と話した。
全米ではグランドスラム史上最長となる計23時間40分の試合を戦い抜いたアルカラス。だが無尽蔵の体力を持つヤングスターは現在スペイン・バレンシアで行なわれている男子テニス国別対抗戦「デビスカップ by Rakutenファイナル グループステージ」(9月13日~18日/ハードコート)に出場するため、すでにチームに合流している。なおスペインは現地9月14日に実施されたセルビアとのグループリーグ初戦で3-0と快勝したが、アルカラスはこの試合には出場しなかった。
文●中村光佑
【PHOTO】史上最年少の1位となった19歳アルカラスの全米オープン2022優勝までの激闘の記録
現地9月11日に行なわれた全米決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー/大会時7位)を破って四大大会の頂点に立ったアルカラスは、このほど英公共放送『BBC』のインタビューに登場。本当に19歳なのか疑ってしまうほどの強さと優れた人間性を兼ね備えた彼は「ビッグ3の後継者になるのではないか」とも囁かれているが、本人は「彼ら(ビッグ3)が打ち立ててきた記録に自分が並ぶのは不可能に近い。まだベストなプレーができているわけではない」と謙虚にコメントした。
それでもアルカラスはフェデラー、ナダル、ジョコビッチの3人から「いつも刺激を受けている」と言う。そのうえで「彼らに追いつきたいと思っている。彼らのように記憶される選手になりたいし、いつか彼らのようになれるように努力していきたい。そしてグランドスラムで3人のうちの1人を倒したい。僕はいつも最高の選手になるためには最高の選手を倒さなければならないと言ってきた」と、それぞれが四大大会20勝以上を誇るビッグ3を目標にさらなる高みを目指す心構えを見せた。
ちなみにアルカラスはマスターズ1000大会2度目の優勝を飾った今年5月のマドリード・オープンの準々決勝でナダル、準決勝でジョコビッチを立て続けに破り、多くのテニスファンに衝撃を与えたことが記憶に新しい。
一方で現在右ヒザのケガにより1年以上にわたって戦列を離れているフェデラーとはまだ対戦経験がない。それを踏まえてアルカラスは「今の僕にはほとんどチャンスがないかもしれないけど、できればフェデラーと試合をしてみたい」と話した。
全米ではグランドスラム史上最長となる計23時間40分の試合を戦い抜いたアルカラス。だが無尽蔵の体力を持つヤングスターは現在スペイン・バレンシアで行なわれている男子テニス国別対抗戦「デビスカップ by Rakutenファイナル グループステージ」(9月13日~18日/ハードコート)に出場するため、すでにチームに合流している。なおスペインは現地9月14日に実施されたセルビアとのグループリーグ初戦で3-0と快勝したが、アルカラスはこの試合には出場しなかった。
文●中村光佑
【PHOTO】史上最年少の1位となった19歳アルカラスの全米オープン2022優勝までの激闘の記録