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ダニエル太郎がミズノと契約し今季絶好調!ギアについて「プロとして10年プレーしているのでアイデアはあります」<SMASH>

赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

2022.09.28

「日本の歴史ある会社と一緒に前に進んでいけるのは、自分にとっても誇りです」と言うダニエル太郎。(C)写真:真野博正

 今年の全豪オープンテニスで自身初となるグランドスラム3回戦に進出し、攻撃的な進化した姿を披露したダニエル太郎。昨年からミズノとシューズの契約をし、今年はウエアも加わった。開発段階から意見を出しているという、ギアのこだわりについて聞いた。

―― 昨年からミズノのシューズを着用していますが、選んだ理由を教えてください。
「良いシューズを作っていて、なおかつしっかりサポートしてくれる会社が希望でした。シューズには色々なタイプがあり、ミズノは柔軟性が高い印象がありました。実際に履いてみると、軽くてふわっとしていて、柔らかく包んでくれるような感じです。柔軟性だけでなく、安定感もあるのがすごく大事です」

「ハードコートでスライドするとシューズへのダメージは大きいものですが、今までと比較するとダメージが少ないので、耐久性があると思います。おかげで遠征に持っていくシューズの数も減りました。一般プレーヤーの方だと、もう永遠に使えるんじゃないでしょうか(笑)」

――ミズノにどんなサポートを求めていますか?
「シューズに何か問題があった時や、プロは使うシューズの数が多いので、そういう点でもしっかりサポートしてくれるかです。どのブランドでも言えることですが、すごく良いモデルでも選手個人に微妙に合わないことはあります。そんな時にすぐに調整してくれる技術を持っているという点でも信頼が置けます。日本の歴史のある会社と一緒に前に進んでいけるのは、自分にとっても誇りです」
 
―― 今年からウエアもミズノになりましたが、どうですか?
「日本のブランドなので品質が高いです。汗がウエアを通って出て行ってくれる感じで、肌触りがすごくいい。どのウエアも汗をかきすぎるとベシャベシャになりますが、その状態になるのが遅いです。僕は汗をすごくかくので助かります」

――リクエストしていることは?
「僕もプロとして10年プレーしているので、どういうウエアが選手の身体に合うかというアイデアはありますし、着用した感想を企画チームにフィードバックもしています。例えば、ズボンが長すぎると足の筋肉が見えないとか(笑)。シャツのサイズも、少しゆとりがある方がプレーしやすいけど、ダボダボすぎるとダメなので、ちょうどいいサイズ感を求めています。昔のミズノはユニフォームというイメージがありましたが、この数年でデザインも変わりました。シンプルなのも派手なのもあるので、色々なウエアを試してみてください」

取材●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)

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