7月のウインブルドンに優勝し、四大大会とパラリンピックを全て制する「生涯ゴールデンスラマー」となった国枝慎吾(ユニクロ/世界ランキング2位)。先週開催された楽天オープンでは久々に日本のファンの前でプレーをし、決勝では16歳の小田凱人と熱戦を制して連覇を果たしている。そんなテニス界のレジェンドに、フィジカルや若手の台頭について話を聞いた。
38歳でもなお、世界のトップで戦い続けるには、どんな工夫をしているのだろうか。まずは、年齢を重ねることでの身体の変化について聞いた。「連戦が続いた時の、回復力ですかね。そこは、32、33歳の頃から少しずつ落ちてきたかなという実感はあります。翌日に疲労を持ち越すようになったのは、それぐらいの年齢からです」と、鉄人も回復力の違いを感じているそうだ。
そんな中でどうやってトップレベルを維持しているのか。工夫していることは、栄養補給だと言う。「(回復力を)トレーニングで良くしていくことは、なかなか難しい。それよりも、トレーニングや練習、試合が終わった後に、すぐに栄養補給をしっかりするようにしています。翌日の疲れが変わってくるので、この習慣はすごく大事にしています」。一般プレーヤーにもこの意識は参考になるのではないだろうか。
続いて、楽天オープン決勝でも国枝と熱戦を演じた若手の小田凱人や、女子車いすテニス選手の高室侑舞について聞いてみると、「高室さんはデビューしたてくらいなので、一歩ずつ階段を登っていってほしいなと思います。凱人はすごくポテンシャルが高いので、次代のナンバー1だと思いますし、彼自身がテニス界にどう影響を及ぼしていくか、すごく楽しみですね」と、将来の担う若手に期待を膨らませている。
まだ小田にはアドバイスはしていないと言う国枝。その真意は、「それくらい良い能力を持っているので、これから、どうやって成長していくのかがすごく楽しみですね」。アドバイスの必要性を感じさせないほど小田を高く評価している。
そういった若手が台頭してくる中で戦い続けるには、ラケットの助けも重要になってくる。現在使用しているヨネックスの『Eゾーン98』について、「パワーが出しやすいですね。衝撃も少ないから、身体の負担も少ない。楽にプレーさせてもらえます」とよりパワフルなショットを求めている国枝にとって、最適なラケットのようだ。
30代後半になり身体の変化を感じてきているが、若手の勢いにも負けず、常にトップであり続ける国枝。ヨネックスのラケットを手にして活躍する彼に、これからも目が離せない。
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
取材協力●ヨネックス株式会社
【楽天OP車いすシングルス決勝 PHOTO】16歳の小田凱人が大奮闘!激闘を制した国枝慎吾が2度目の優勝!
38歳でもなお、世界のトップで戦い続けるには、どんな工夫をしているのだろうか。まずは、年齢を重ねることでの身体の変化について聞いた。「連戦が続いた時の、回復力ですかね。そこは、32、33歳の頃から少しずつ落ちてきたかなという実感はあります。翌日に疲労を持ち越すようになったのは、それぐらいの年齢からです」と、鉄人も回復力の違いを感じているそうだ。
そんな中でどうやってトップレベルを維持しているのか。工夫していることは、栄養補給だと言う。「(回復力を)トレーニングで良くしていくことは、なかなか難しい。それよりも、トレーニングや練習、試合が終わった後に、すぐに栄養補給をしっかりするようにしています。翌日の疲れが変わってくるので、この習慣はすごく大事にしています」。一般プレーヤーにもこの意識は参考になるのではないだろうか。
続いて、楽天オープン決勝でも国枝と熱戦を演じた若手の小田凱人や、女子車いすテニス選手の高室侑舞について聞いてみると、「高室さんはデビューしたてくらいなので、一歩ずつ階段を登っていってほしいなと思います。凱人はすごくポテンシャルが高いので、次代のナンバー1だと思いますし、彼自身がテニス界にどう影響を及ぼしていくか、すごく楽しみですね」と、将来の担う若手に期待を膨らませている。
まだ小田にはアドバイスはしていないと言う国枝。その真意は、「それくらい良い能力を持っているので、これから、どうやって成長していくのかがすごく楽しみですね」。アドバイスの必要性を感じさせないほど小田を高く評価している。
そういった若手が台頭してくる中で戦い続けるには、ラケットの助けも重要になってくる。現在使用しているヨネックスの『Eゾーン98』について、「パワーが出しやすいですね。衝撃も少ないから、身体の負担も少ない。楽にプレーさせてもらえます」とよりパワフルなショットを求めている国枝にとって、最適なラケットのようだ。
30代後半になり身体の変化を感じてきているが、若手の勢いにも負けず、常にトップであり続ける国枝。ヨネックスのラケットを手にして活躍する彼に、これからも目が離せない。
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
取材協力●ヨネックス株式会社
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