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国内テニス

全日本選手権、第1シードの今井慎太郎が快勝で3回戦進出「良いプレーにフォーカスする」<SMASH>

前道右京(スマッシュ編集部)

2022.10.24

豪快な回り込みフォアを披露した第1シードの今井慎太郎。写真:田中研治(THE DIGEST 写真部)

豪快な回り込みフォアを披露した第1シードの今井慎太郎。写真:田中研治(THE DIGEST 写真部)

 テニスの日本チャンピオンを決める「大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th」が10月24日に大会3日目を迎えた。昨年はブルボンビーンズドーム(兵庫)で行なわれたが、有明コロシアムおよび有明インドアコート(東京)に会場を戻し、3年ぶりに有観客で開催。この日は男女シングルス2回戦のうち各々8試合が実施された。

 2回戦からはシード勢が登場。男子では、今大会第1シードとして出場している今井慎太郎がセンターコート第1試合に登場。松岡隼を6-2、6-2で破り、3回戦へ駒を進めた。

 今井は、2019年はベスト8、2020年はベスト4、昨年は準優勝と着実に成績を上げてきている。「去年も決勝まで行くのに、もつれた試合もあったし、険しい道だと毎年感じる。良いプレーをするということにフォーカスして結果的に優勝にたどり着ければいいなと思う」と一歩一歩進むつもりだ。
 
 対戦した17歳の松岡隼は先々週の「世界スーパージュニアテニス」(10月10日~16日/日本・大阪/ハードコート)でベスト4に入った日本トップジュニアだ。試合を終えて「試合の入りは良くできていた。しかし1ブレークされてから、今井選手の実力が出てきて、自分も焦ってしまった。そして、セカンドセットも簡単にとられてしまった」と、反省しつつも、ラリーでは手ごたえを感じていたようだ。

 なお、勝利を収めた今井慎太郎は、26日の3回戦では、第14シードの今村昌倫を7―6(1)、6-2で下した楠原悠介と対戦する。

◆男子シングルス2回戦の結果(10月24日)

今井慎太郎(イカイ)① 6-2 6-2 松岡隼(桜田倶楽部)[WC]
楠原悠介(伊予銀行) 7-6(1) 6-2 今村昌倫(JCRファーマ)⑭ 
白石光(早稲田大学)⑩ 6-2 6-2 熊坂拓哉(イカイ)
望月勇希(エキスパートパワーシズオカ)⑤ 6-2 6-1 中川舜祐(伊予銀行)[WC]
藤原智也(慶應義塾大学)[Q] 6-0 6-3 越智真(江崎グリコ)➂ 
市川泰誠(ノア・インドアステージ)4-6 6-2 6-4 齋藤惠佑(富士住建 )⑮
山﨑純平(日清紡ホールディングス )⑨ 5-7 6-1 6-2 松田龍樹(村田精工)
片山翔(伊予銀行)⑧ 7-6(7) 7-6(5) 田代悠雅(SYSテニスクラブ)[WC] 

※丸数字はシード、[Q]は予選勝者、[WC]はワイルドカード

取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)

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