女子テニス元世界ランク1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア/世界ランク9位)がドーピング違反によって暫定の出場停止処分を受けた一件には、テニス界から擁護の声が多く上がっている。
ハレップは今年8月の全米オープンで採取された検体から、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の禁止リストに記載されている「ロキサデュスタット」を検出。彼女は自身のSNSで声明を挙げ、「キャリアで不正行為を考えたことは一度もない」と処分に強く反発した。
海外メディア『Sportskeeda』によると、ハレップと昨年9月の離婚まで約1年間夫婦として生活を送った実業家のトニー・ユーリック氏は「検査で何が起こったのかはわからないが、おそらく間違いだろう」とコメント。
交際期間から2年間ツアーに帯同したというユーリック氏は、「ボトルが密閉されていなかったら水さえ飲まなかった。ビタミン剤ひとつとっても、必ず医師に確認してから摂取していたんだ」と、ハレップがいかにドーピングに注意を払っていたのかを説明。
さらに「私は彼女を一番よく知っている」とし、「シモナ・ハレップは名誉と公平さを最も重要視する人間だ。彼女はたとえ手を切り落とすことになっても決して不正をしない」と断言した。
また、今年4月から彼女のコーチを務めるパトリック・ムラトグル氏も、SNSでハレップの声明を紹介しつつ「私はこの戦いであなたを100%サポートする」と表明。元女子ダブルス世界1位のレネ・スタッブス氏や、グランドスラムダブルス21勝を誇るパム・シュライバー氏ら往年のレジェンドも、彼女への連帯の意思を示している。
「(疑惑を)証明するまで戦う」としているハレップだが、今回検出された「ロキサデュスタット」は一般的にあまり知られておらず、使用される製品なども非常に少ないことから偶発的な摂取は考えにくいという。無罪の証明は難しいとの見方もあるが、最終的にどのような裁定が下されるのか注目したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】復活したハレップをはじめ、ウインブルドン2022で活躍した女子選手たちの厳選写真!
ハレップは今年8月の全米オープンで採取された検体から、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)の禁止リストに記載されている「ロキサデュスタット」を検出。彼女は自身のSNSで声明を挙げ、「キャリアで不正行為を考えたことは一度もない」と処分に強く反発した。
海外メディア『Sportskeeda』によると、ハレップと昨年9月の離婚まで約1年間夫婦として生活を送った実業家のトニー・ユーリック氏は「検査で何が起こったのかはわからないが、おそらく間違いだろう」とコメント。
交際期間から2年間ツアーに帯同したというユーリック氏は、「ボトルが密閉されていなかったら水さえ飲まなかった。ビタミン剤ひとつとっても、必ず医師に確認してから摂取していたんだ」と、ハレップがいかにドーピングに注意を払っていたのかを説明。
さらに「私は彼女を一番よく知っている」とし、「シモナ・ハレップは名誉と公平さを最も重要視する人間だ。彼女はたとえ手を切り落とすことになっても決して不正をしない」と断言した。
また、今年4月から彼女のコーチを務めるパトリック・ムラトグル氏も、SNSでハレップの声明を紹介しつつ「私はこの戦いであなたを100%サポートする」と表明。元女子ダブルス世界1位のレネ・スタッブス氏や、グランドスラムダブルス21勝を誇るパム・シュライバー氏ら往年のレジェンドも、彼女への連帯の意思を示している。
「(疑惑を)証明するまで戦う」としているハレップだが、今回検出された「ロキサデュスタット」は一般的にあまり知られておらず、使用される製品なども非常に少ないことから偶発的な摂取は考えにくいという。無罪の証明は難しいとの見方もあるが、最終的にどのような裁定が下されるのか注目したい。
構成●スマッシュ編集部
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