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海外テニス

デ杯ファイナルズが開幕! 豪州の4強一番乗りを決めたデミノーは「国のために全力を尽くす!」と気勢<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.11.23

逆転勝ちでオーストラリアに2勝目をもたらし、準決勝進出を決めたエースのデミノー。(C)Getty Images

逆転勝ちでオーストラリアに2勝目をもたらし、準決勝進出を決めたエースのデミノー。(C)Getty Images

 男子テニス国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」ファイナルズのノックアウトステージが、現地11月22日にスペイン・マラガ(室内ハードコート)でいよいよ開幕。初日はオーストラリア対オランダの準々決勝が行なわれ、オーストラリアが2勝0敗で準決勝進出を決めた。

 デ杯ファイナルズは、9月のグループステージを勝ち上がった8か国がトーナメント形式のノックアウトステージに進み、優勝を争う。シングルス2試合とダブルス1試合(いずれも3セットマッチ)を戦い、2勝したチームが勝利。11月22日から27日までの日程で開催される。

 開幕戦となったオーストラリア対オランダは、No.2同士によるシングルス第1試合から激戦となった。オーストラリアはランク最上位のニック・キリオス(22位)が今大会不参加で、84位のジョーダン・トンプソンがNo.2に起用されたが、オランダのタロン・フリークスポール(96位)に第1セットを4-6で奪われてしまう。

 第2セットも5-5まで競り合いとなったが、6本のブレークポイントを凌いでキープを続けたトンプソンが、第12ゲームで値千金のブレークを果たして7-5で取り返す。第3セットも1ブレーク差の6-3で逃げ切り、チームに先勝をもたらした。
 
 続く第2試合のエース対決、アレックス・デミノー(豪州/24位)対ボティック・ファンデザンツフープ(オランダ/35位)も大接戦。デミノーは第1セットを5-7で落とす苦しいスタートとなったが、第2セット以降は競りながらも要所を押さえた試合巧者ぶりを発揮する。第2セットで2本、第3セットで1本握ったブレークポイントを全てモノにし、一方で自身のサービスゲームでは計5本のブレークポイントをことごとくセーブして、6-3、6-4で鮮やかに逆転勝ちした。

「我々は素晴らしいチームだ。多くの信念と情熱を持っている」と、2試合続けての逆転勝ちを喜んだデミノー。「今日勝ててとてもうれしい。このチームの選手たち一人ひとりが、心を込めてプレーするだろう。国のために全力を尽くす!」とさらなる健闘を誓っていた。

 オーストラリアの連勝により結果が決まったため、マシュー・エブデン/マックス・パーセル(オーストラリア)対ウェスリー・コールホフ/マットヴェ・ミドルコープ(オランダ)のダブルスは行なわれず、2-0で対戦は終了。オーストラリアは準決勝で、クロアチア対スペインの勝利国と対戦する。

 なお他の準々決勝3試合の予定は以下の通り。
・クロアチア対スペイン(現地11月23日)
・イタリア対アメリカ(現地11月24日)
・ドイツ対カナダ(現地11月24日)

構成●スマッシュ編集部

【連続写真】デミノーの相手が取りづらいバックハンド
 
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