専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
国内テニス

SBCドリームテニスに西岡良仁らトップが参戦! 綿貫陽介は「来年に向けて新しいものが試せれば」と意欲<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.12.07

今季ATPツアー2勝目を挙げた西岡良仁(左)、チャレンジャー2連勝の綿貫陽介(右)らが、優勝賞金1,000万円を懸けてSBCドリームツアー・ファイナルラウンドに臨む。写真:Getty Images、スマッシュ編集部

今季ATPツアー2勝目を挙げた西岡良仁(左)、チャレンジャー2連勝の綿貫陽介(右)らが、優勝賞金1,000万円を懸けてSBCドリームツアー・ファイナルラウンドに臨む。写真:Getty Images、スマッシュ編集部

 今年から誕生した注目の新国内テニスツアー、湘南美容クリニックpresents「SBC Dream Tennis Tour 2022」のファイナルラウンドが、いよいよ今週末に迫っている。12月9日(金)のプロアマ戦&レセプションの後、10日(土)に予選リーグ、11日(日)に決勝トーナメントが、東京・有明コロシアムおよび有明インドアコートを舞台に開催される。

 SBCドリームツアーは、スポンサーの付きにくい国内選手に賞金獲得のチャンスを提供し、海外に挑戦する足掛かりにしてもらうとともに、夢を持てる日本テニス界を実現したいとの思いから創設された。6月の1stラウンド、8月の2ndラウンドの優勝賞金は各100万円。加えて毎回プロアマ戦やレセプションを催しているのは、選手とテニス好きの企業経営者が出会う機会を増やそうという配慮からだ。

 ツアーのクライマックスであるファイナルラウンドは、優勝1,000万円、準優勝300万円という破格の賞金設定! 出場枠は男女シングルス各16人で、第1、2戦の結果によるSBCランキング上位6人と、公式の国内JTAランキング上位8人、ワイルドカード(WC)2人で構成される。その出場選手だが、予想以上の豪華メンバーが揃うこととなった。

 男子は日本のエースで世界36位の西岡良仁を筆頭に、チャレンジャー2連勝で145位までランクを上げている綿貫陽介、歴代のデビスカップ日本代表である杉田祐一、内山靖崇、清水悠太らがエントリー。

 女子は国内10位の岡村恭香、同12位の荒川晴菜に続き、桑田寛子、今西美晴、大前綾希子、清水綾乃と4人の全日本優勝経験者が名を連ねる。今西は今大会が正真正銘の引退試合だ。
 
 SBCツアーは、その試合方式もスリリングで大きな特徴となっている。全ての試合が4ゲームマッチ×2セット&マッチタイブレークのショート形式で、なおかつノーアドバンテージのため、一瞬も気を抜けない緊張感が漂う。

 また予選リーグは4人が4グループに分かれての総当たり戦で1日に3試合戦い、8ドローの決勝トーナメントも勝ち進めば1日3試合を立て続けにこなすため、連戦を乗り切るスタミナや回復力も問われる。選手は大変だが、見ている方は息つく暇もない充実した1日となろう。

 ファイナルラウンド開幕に先立ち、WCでツアーに初出場する綿貫陽介と、第1戦優勝の荒川晴菜がオンラインで会見を行なった。

 試合形式について綿貫は「4ゲームマッチは難しそう。1ポイントで流れが変わるので、集中力を高く保持していないとあっさり持っていかれる」と心配しつつも、「普段よりも面白いプレーが出やすいと思う」と期待感をのぞかせる。

 経験者の荒川は「運ゲーみたい」とユニークな表現。「ノーアドは1ポイントに強い人が勝つ。いかにノンプレッシャーで自分のプレーを出せるか」を鍵に挙げた。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号