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レッスン

【テニスルール虎の巻】ダブルスの試合が始まるのにパートナーが見当たらない時<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.12.30

これから試合が始まるというのにパートナーがどこかに行ってしまい見当たらない。こんな時はどんな判定が下されるのか…。(C)Getty Images

これから試合が始まるというのにパートナーがどこかに行ってしまい見当たらない。こんな時はどんな判定が下されるのか…。(C)Getty Images

 多くのアマチュアは自分自身でゲームの判定を下す「セルフジャッジ」でテニスの試合をしています。「自分で判定するなら簡単」と思うかもしれませんが、それは大間違い。いい加減な判定によってトラブルを起こすことが多々あるからです。

 そうしたトラブルなしで試合を楽しむには、とにかくルールに詳しくなることが大切です。そこで元プロ選手で現在公認審判員も務める岡川恵美子氏にケース別でルールについて解説してもらいました。

 今回は「出場大会での遅刻」についてです。ダブルスの試合時間になりましたが、パートナーがどこかへ行ってしまい見当たらない…。こんな時はどうなるのでしょうか。

   ◆    ◆    ◆

 試合には時間厳守というルールがあります。試合開始時刻から15分以上経過してもプレーの準備ができない場合は、ノーショウ(決められた時間に現れなかった)となり失格となります

「電車が遅れた」「道路が渋滞していた」という理由で遅刻する方もいますが、いかなる理由でも扱いは変わりません。その最終判断は大会レフェリーが行ないます。
 
このようにならないためにも早めの準備が必要です。例えば、自分たちの前の試合がケガによる途中棄権ですぐに終わってしまうケースもあります、自分が控えに入った場合は、ウォーミングアップをしつつも、チラチラと前の試合の進行状況を確認することをお勧めします。

 また、会場内で迷子になるケースも見られます。大事な試合がある時は、一度下見に行くのもいいでしょう。

解説●岡川恵美子
17歳で全日本選手権を制覇して日本初の高校生プロとなる。グランドスラム(四大大会)では、全豪オープン3回戦進出をはじめ、全仏オープンやウインブルドンの本戦に出場。現在はベテラン大会に挑戦しながら、ITF国際審判員、JTA公認審判員も務める。

構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2020年2月号より抜粋・再編集

【写真】「その判定、ちょっと待った!」試合で見かけるトップ選手と審判の熱いやりとり
 

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