専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外テニス

「なぜ即退場にしないの?」ラケット3本破壊のテニス選手に批判の声!「もうスポンサー契約を結ぶブランドはない」

THE DIGEST編集部

2023.02.12

苛立ちを隠しきれず、ラケット3本を破壊したブブリク。(C)Getty Images

苛立ちを隠しきれず、ラケット3本を破壊したブブリク。(C)Getty Images

 テニスプレーヤーの“非スポーツマン行為”に批判の声が止まない。

 現地2月8日、南フランス・オープンの男子シングルス1回戦が行なわれ、前回王者のアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)が、グレゴワール・バレール(フランス)との試合中に怒りをラケットにぶつけたのだ。

【動画】「ラケットが可哀想や」と批判の声!3本のラケットを破壊するブブリク

 セットカウント1-1で迎えたファイナルセット。熱戦の末タイブレークに持ち込むも、ブブリクは0-6と先にマッチポイントを握られたのだ。悔しさのあまり怒りを抑えきれなかった25歳は、手にしていたラケットを勢いよくコートに叩きつけて破壊したのだ。

 ファンからブーイングが巻き起こったが、彼の気はすまなかったようで、ベンチに戻るやいなや、鞄から予備のラケットを2本取り出し、次々と壊した。その後、気を取り直し3ポイントを取り返したものの、結局黒星を喫した。
 
 ATP公式中継サイト『Tennis TV』がTwitterで同映像を公開すると、「こんなの駄目でしょ」「ラケットが可哀想や」「おいおい物にあたるなよ」などとファンから厳しいコメントが相次いだ。

 テニス関係者も問題視しているようで、豪放送局『The Nine Network』の元特派員ピーター・ハーヴェイ氏は、「なぜ即退場にしないの?」と言及。またアルゼンチンメディア『Varsky Sports』は、「アレクサンダー・ブブリクともうスポンサー契約を結ぶブランドはないだろう」と今後にも影響することを示唆した。

 ラケットを破壊する選手が次々と現れるテニス界。選手のメンタルケアが叫ばれる昨今だが、マナーについてもより真摯に向き合う必要があるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】憶測を呼んだジョコビッチのケガを全豪ディレクターが真実だと証言「確かに太ももに3センチの断裂があった」<SMASH>

【関連記事】キリオスとチチパスがまたも関係悪化。「関係を壊したのはキリオスだ」「みじめな言葉だな」と“舌戦”を展開<SMASH>

【関連記事】「まともに歩けない」42歳の元女王ビーナスが全豪欠場の舞台裏を告白。復帰に向けても意欲「すぐにでもテニスを再開したい」<SMASH>
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号