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海外テニス

ジョコビッチのアメリカ入国が認められず、マスターズ2大会欠場との報道。米上院議員が報告<SMASH>

中村光佑

2023.03.05

ジョコビッチのワクチン接種免除申請が却下されたと米上院議員が明かした。(C)Getty Images

ジョコビッチのワクチン接種免除申請が却下されたと米上院議員が明かした。(C)Getty Images

 3月8日に開幕する「BNPパリバ・オープン」(インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)と、同月22日から開催される「マイアミ・オープン」(マイアミ/ハードコート/ATP1000)の北米マスターズ2大会で、2年連続の欠場を余儀なくされる可能性が高いと報じられていた世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。

 既報の通り新型コロナウイルスワクチンを接種していない35歳のレジェンドは、この事態を避けるべく現在もワクチン接種を義務付けている米当局に対して例外的な入国許可を求めるための申請を行なっていたが、3月3日の時点でも米国側からは何の反応もなかった。

 ジョコビッチが四大大会に次ぐグレードを誇る米国の2大会に出場を認められない見込みとなったことを受け、先日USTA(全米テニス協会)と全米オープンはSNSを通じて「ノバク・ジョコビッチは、私たちのスポーツがこれまで見た中で最も偉大なチャンピオンの1人です。USTAと全米オープンは、ノバク選手の入国申請が成功し、インディアンウェルズとマイアミで再び活躍する姿をファンの皆様にお見せできることを期待しています」とのメッセージを発信していた。

 そしてジョコビッチ本人も最近母国セルビアで応じた地元メディアの取材で「インディアンウェルズとマイアミに出場したいという気持ちは強い」と語っていたのだが……その願いもむなしく、今年もテニス界のスーパースターが権威ある米国マスターズでプレーするのは難しそうだ。
 
 このほどテニス系海外メディア『UBITENNIS』が報じたところによると、マイアミ・オープンが開催されるフロリダ州の米上院議員であるリック・スコット氏が自身の公式ツイッター(@SenRickScott)で「アメリカ合衆国国土安全保障省がジョコビッチのワクチン接種免除申請を却下し、来週のカリフォルニア(インディアンウェルズ)とマイアミ・オープンに出場する資格を失った」とのコメントを発表したという。

 だが一方で同氏は依然として厳格な新型コロナ感染拡大防止プロトコルを掲げ続ける米国政府に違和感を抱いているようだ。

 同投稿ではジョー・バイデン大統領に対し「今すぐこの問題を解決し、接種免除を許可して、彼(ジョコビッチ)がアメリカでプレーできるようにしなければならない」と抗議の意を表明。これはおそらく同選手が今夏の北米ハードコートシリーズと9月の全米では出場許可を得られるようにしてほしいと暗に要請しているのだろう。

 先日の会見では「アメリカがだめなら、(その後それ以外の国で開催される)クレーコートの大会に出るほかない」と春の北米シリーズの出場を半分諦めかけてもいたジョコビッチ。それでも今回下された決定には複雑な想いを抱いているのは間違いない。ぜひとも4月から始まるクレーシーズンではその無念の思いを晴らすパフォーマンスを見せてもらいたい。

文●中村光佑

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