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世界を目指す女子テニス選手に朗報!今夏札幌で新たに「ITF15,000ドル」3大会開催決定<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.03.21

新大会が開催される札幌市の秋元克広市長(中央)を表敬訪問した伊達公子氏(左)と小畑沙織氏(左)。写真:JWT50

新大会が開催される札幌市の秋元克広市長(中央)を表敬訪問した伊達公子氏(左)と小畑沙織氏(左)。写真:JWT50

 本気で世界を目指す日本の女子テニス選手をサポートするために今夏、北海道・札幌で新たな「ITF女子15,000ドル(W15)」大会の開催が発表された。

 大会名は『W15札幌アスアスラボ国際チャレンジカップ supported by JWT50』。札幌の平岸庭球場を舞台に「WEEK1(7月24日~30日)」、「WEEK2(7月31日~8月6日)」、「WEEK3(8月7日~13日)」と3週連続で3大会が実施される。

 大会新設に向けて中心となったのは、かつて女子テニスの世界ツアーでトップ50以内に入った実績を持つ伊達公子氏(元シングルス世界4位)や杉山愛氏(同8位/ダブルス世界1位)ら女子レジェンド9名で構成される一般社団法人「Japan Women’s Tennis Top50 Club」(JWT50)。

 JWT50は今大会以外にも「大東建託オープン」と銘打ち、「W15大阪」(4月17日~23日)、「W15福井」(4月24日~30日)、「W15柏」(6月5日~11日)の3大会を今季新設。JWT50の理事を務める伊達氏は「日本女子テニス選手が世界に向けて進んでいくうえで必要なことを皆で話し合いながらやってきた」と経緯を語る。

 ジュニア世代がプロツアーに挑戦しやすい環境や機会を与え、海外での挑戦の足掛かりとなる大会にしたい。新設された「W15」には、そんなJWT50メンバーの熱い思いが込められているのである。
 
 今回開催が決まった『W15札幌アスアスラボ国際チャレンジカップ』は、同一会場での3大会連続開催となるため、選手の移動負荷が少なく遠征費も削減されるため、より多くのプレーヤーがエントリーしやすくなっている。

 しかも、ランキング下位のジュニア選手や若手選手にも出場機会を与えるため、「ワイルドカード(主催者推薦)予選」が用意される。ここで勝利すれば予選や本戦のワイルドカードを手にすることができる。

 なお、『W15札幌アスアスラボ国際チャレンジカップ』開催発表に際して3月20日、JWT50理事の伊達氏とJWT50 会員で今大会のトーナメントディレクターを務める小畑沙織氏(元39位)は札幌市役所を表敬訪問。秋元克広札幌市長に大会への協力を要請した。

 大会は全日入場無料。試合以外ではテニスクリニック等も予定されている。

構成●スマッシュ編集部

【画像】世界4位にまで上り詰めた伊達公子氏のキャリアを写真で振り返る

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