高校テニスの頂点を目指す戦い「大正製薬リポビタン第45回全国選抜高校テニス大会」が、福岡県・博多の森テニス競技場で開催。大会は団体戦が３月21日（火・祝）～25日（土）、個人戦は同22日（水）～26日（日）にかけて実施されている。

　大会４日目となる24日は、男女団体戦準決勝と３位表彰式、そして個人戦の１・２回戦が行なわれた。

　団体戦は、シングルス３試合とダブルス２試合の計５試合（S１→D１→S２→D２→S３の順）のポイントで争われる。各校の初戦は５試合必ず実施され、２戦目以降はどちらかが３勝した時点で打ち切りとなる。

　男子団体では、大会４連覇を狙う第１シードの相生学院 (兵庫県)が、第４シードの関西 (岡山県)に３－０で勝利。４大会連続で堂々の決勝進出を決めた。また第５シードの四日市工 (三重県)は、２回戦で第３シードの法政二（神奈川県）を破った佐土原（宮崎県）と対戦。四日市工は、S１を逆転で落としリードを許す展開となったが、S２、D１、D２が勝利を収め決勝へと駒を進めた。
  　女子団体は２つとも接戦となった。四日市商（三重県）が、準々決勝で第１シードの浦和麗明 (埼玉県)に勝利した岡山学芸館 (岡山県)と対戦。四日市商は、S１がフルセットの末に勝利を物にすると、D１，D２が勝ち抜き、決勝進出を決めた。そして第３シードの山陽女学園 (広島県)は、第２シードの相生学院 (兵庫県)にS１、S２を落とすものの、D１、D２とS３を制し、決勝へと駒を進めた。

　なお、24日は個人戦の本選１回戦と２回戦も実施され、団体の３回戦、準々決勝で敗退した出場校のナンバー１の選手が登場。個人戦の優勝者には９月に行なわれる全米オープン・ジュニア予選のワイルドカード（出場権）が与えられる。

◆男子団体準決勝結果
相生学院 (兵庫県)　３－０　関西 (岡山県)　
四日市工 (三重県)　３－１　佐土原 (宮崎県)

◆女子団体準決勝結果
四日市商 (三重県)　３－２　岡山学芸館 (岡山県)
山陽女学園 (広島県)　３－２　相生学院 (兵庫県)

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】高校時代の伊達公子氏ほか、日本人トッププロたちのジュニア時代の秘蔵写真！