先週行なわれた男子テニスツアーのマスターズ1000大会「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ハードコート)のシングルス1回戦で、右手首の負傷により途中棄権を余儀なくされた元世界ランク6位のガエル・モンフィス(フランス/現324位)が、自身の公式ウェブサイトを更新。ケガの状況を報告するとともに、間もなく開幕する「モンテカルロ・オープン」(4月9日~16日/モナコ・モンテカルロ/クレーコート/ATP1000)に出場する意欲を示した。
初戦敗退に終わった先月初旬のBNPパリバ・オープン(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)で、右足首のケガから約半年ぶりの復帰を果たしたモンフィス。ところがプロテクトランキング(負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置)で出場したマイアミの初戦で、同郷のユーゴ・アンベール(78位)と対戦した際に今度は右手首を痛めてしまい、第1セット途中で棄権を表明していた。
その試合後に応じたフランスメディア『レキップ』のインタビューでは、落胆した様子を見せながら「今は家に帰って検査を受け、新しい治療を始める時だ。2週間なのか、6週間なのか、それ以上なのかはわからないが、できるだけ短い期間で治ることを祈るよ」と数週間のツアー離脱を示唆していた。
幸運なことに今回の右手首のケガは「深刻なものではなく、神経筋の問題に関連した炎症だった」という。そのうえで「浸潤療法や超音波療法、テカール療法(電気治療)で改善するはずだ。運が良ければ、モンテカルロでコートに戻ることができるだろう」と記した。
以前には「もしまたケガをしたら、もう終わりだ。その時にキャリアの幕が閉じる。新しいステージにいることはわかっている」と苦しい胸の内を吐露していたモンフィス。ひとまず手首のケガが重傷ではなかったのは不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。決して無理はしてほしくないところだが、当初の予定通りモンテカルロでプレーできることを願いたい。
文●中村光佑
【PHOTO】全豪オープン2022でモンフィスはじめ活躍した男子選手の厳選ショットを一挙公開!
初戦敗退に終わった先月初旬のBNPパリバ・オープン(アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)で、右足首のケガから約半年ぶりの復帰を果たしたモンフィス。ところがプロテクトランキング(負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置)で出場したマイアミの初戦で、同郷のユーゴ・アンベール(78位)と対戦した際に今度は右手首を痛めてしまい、第1セット途中で棄権を表明していた。
その試合後に応じたフランスメディア『レキップ』のインタビューでは、落胆した様子を見せながら「今は家に帰って検査を受け、新しい治療を始める時だ。2週間なのか、6週間なのか、それ以上なのかはわからないが、できるだけ短い期間で治ることを祈るよ」と数週間のツアー離脱を示唆していた。
幸運なことに今回の右手首のケガは「深刻なものではなく、神経筋の問題に関連した炎症だった」という。そのうえで「浸潤療法や超音波療法、テカール療法(電気治療)で改善するはずだ。運が良ければ、モンテカルロでコートに戻ることができるだろう」と記した。
以前には「もしまたケガをしたら、もう終わりだ。その時にキャリアの幕が閉じる。新しいステージにいることはわかっている」と苦しい胸の内を吐露していたモンフィス。ひとまず手首のケガが重傷ではなかったのは不幸中の幸いだったと言えるかもしれない。決して無理はしてほしくないところだが、当初の予定通りモンテカルロでプレーできることを願いたい。
文●中村光佑
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