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【女子テニスBJK杯/第4日】日本はインドを3-0で下しプレーオフ出場決定!エース内島が大熱戦を制す<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.04.14

BJK杯日本対インド戦。杉山愛監督(左端)の指揮の下、苦戦を強いられながらも要所を物にし、勝ち切った内島萌夏(左から2人目)。写真提供:日本テニス協会広報部

 女子テニスの国別対抗戦「2023ビリー・ジーン・キング・カップ」(BJK杯)のアジア/オセアニア(AO)・グループ1部は、4月14日に4日目を迎え、ウズベキスタン・タシケントのオリンピックテニススクール(ハードコート)で熱戦が繰り広げられた。杉山愛新監督率いる日本はインドと対戦し、3-0で勝利。これにより2位通過以上が確定し、中国との第5戦を待たずに、プレーオフ進出を決めた。

 AOグループ1部は、日本、中国、インド、韓国、タイ、ウズベキスタンの6か国で構成され、4月15日まで5日間にわたりシングルス2試合&ダブルス1試合の総当たり戦を戦う。その上位2か国が11月に行なわれるプレーオフ(2024年のファイナルズ予選出場権を懸けた戦い)の切符を手にし、下位2か国はAOグループ2部に回る。

 昨年のプレーオフでウクライナに敗れた日本は、今年から杉山監督が就任し、今回の初陣を迎えた。杉山監督が選んだ日本代表メンバーは、内島萌夏(世界ランクS144位、D128位)、本玉真唯(S179位、D237位)、坂詰姫野(S216位、D504位)、穂積絵莉(S573位、D57位)、青山修子(D18位)の5名。インド戦にはシングルスに内島と本玉、ダブルスに青山/穂積を起用した。
 
 まず、今大会全てストレート勝利を収め好調を維持している本玉がS2として登場。ラトゥーヤ・ボーセール(S400位)との対戦は、終始安定したプレーで、この日も6-1、6-0で快勝。プレーオフ進出まであと1勝に迫った。

 しかし、第2試合に登場したS1の内島が苦戦を強いられる。アンキタ・レイナ(S221位)との対戦は、第1セットを6-2で先取し、第2セットも第1ゲームをブレークに成功したものの、5-7で奪い返されてしまう。ファイナルセットは、お互い譲らずの展開に。4度のブレークに成功した内島が6-3で勝ち切り、2時間37分の大熱戦を制した。

 チームの勝利を決めた日本は、本玉と内島の勢いを受け、ダブルスの青山/穂積も続く。日本ペアは、バイデヒ・チャウダリ(D532位)/サハジャ・ヤマラパリ(D764位)に対して、息の合ったプレーで第1セットを6-3で先取。第2セットは、お互いブレークし合う展開だったが、6-4で振り切り勝利を収めた。

 見事プレーオフへの切符を手にした"杉山ジャパン"。苦戦を強いられながらも、3勝0敗でインドを破り、開幕4連勝を果たした。大会最終日の15日は中国と対戦する。

【3日目の日本対ウズベキスタンの結果】
[第1試合]○本玉真唯 6-1 6-0 ラトゥーヤ・ボーセール×
[第2試合]○内島萌夏 6-2 5-7 6-3 アンキタ・レイナ×
[第3試合]○青山修子/穂積絵莉 6-3 6-4 バイデヒ・チャウダリ/サハジャ・ヤマラパリ×

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】内島、本玉ら世界で戦う日本人女子テニスプレーヤーたち!

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