現地時間6月27日、来月下旬に開催される男子テニスツアー「アトランタ・オープン」(7月24日~30日/アメリカ・アトランタ/ハードコート/ATP250)が大会公式サイトを通じて出場者リストを更新。度重なるケガからの完全復活を目指している元世界ランク4位の錦織圭(現493位/33歳)の参戦を正式に発表した。
約1年8カ月ぶりの復帰戦となった2週間前の下部大会「カリビアン・オープン」(プエルトリコ・パルマスデルマル/ハードコート/ATPチャレンジャー75)でいきなり優勝を飾った錦織。
既報の通り彼は現地6月20日に更新した自身の公式ツイッター(@keinishikori)で今後のスケジュールを公表し、「7月下旬のATPツアー復帰を目指しています。アトランタ・オープンとその翌週のムバダラ・シティDCオープン(7月31日~8月6日/アメリカ・ワシントン/ハードコート/ATP500)の2大会でワイルドカード(主催者推薦)を申請しているところです」と報告していた。
実際にアトランタ大会のエントリーリストを見てみると錦織がワイルドカードを獲得したとの記載はない。その代わりにプロテクトランキング(負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置)48位を行使した上での出場を表明したようだ。
ちなみに錦織は2023シーズン最後の四大大会「全米オープン」(8月28日~9月10日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を照準に定めていると明かしており、その準備段階としてツアー大会でプレーしてみたいということだろう。
その一方で錦織は確固たる自信を得るために「下部大会で試合数を重ねていきたい」とも話しており、現時点では約1週間後に開かれる「クランブルック・テニス・クラシック」(アメリカ・ブルームフィールド/ハードコート)と同月10日に開幕する「シカゴ・メンズ・チャレンジャー」(アメリカ・シカゴ/ハードコート)のチャレンジャー2大会への出場も予定している。
復帰戦優勝を手にしたとはいえ、ブランクがとてつもなく長かっただけに錦織自身も焦りは禁物だと考えているようだ。自分のペースで一歩ずつ完全復活への階段を登っていってほしい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ
約1年8カ月ぶりの復帰戦となった2週間前の下部大会「カリビアン・オープン」(プエルトリコ・パルマスデルマル/ハードコート/ATPチャレンジャー75)でいきなり優勝を飾った錦織。
既報の通り彼は現地6月20日に更新した自身の公式ツイッター(@keinishikori)で今後のスケジュールを公表し、「7月下旬のATPツアー復帰を目指しています。アトランタ・オープンとその翌週のムバダラ・シティDCオープン(7月31日~8月6日/アメリカ・ワシントン/ハードコート/ATP500)の2大会でワイルドカード(主催者推薦)を申請しているところです」と報告していた。
実際にアトランタ大会のエントリーリストを見てみると錦織がワイルドカードを獲得したとの記載はない。その代わりにプロテクトランキング(負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置)48位を行使した上での出場を表明したようだ。
ちなみに錦織は2023シーズン最後の四大大会「全米オープン」(8月28日~9月10日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を照準に定めていると明かしており、その準備段階としてツアー大会でプレーしてみたいということだろう。
その一方で錦織は確固たる自信を得るために「下部大会で試合数を重ねていきたい」とも話しており、現時点では約1週間後に開かれる「クランブルック・テニス・クラシック」(アメリカ・ブルームフィールド/ハードコート)と同月10日に開幕する「シカゴ・メンズ・チャレンジャー」(アメリカ・シカゴ/ハードコート)のチャレンジャー2大会への出場も予定している。
復帰戦優勝を手にしたとはいえ、ブランクがとてつもなく長かっただけに錦織自身も焦りは禁物だと考えているようだ。自分のペースで一歩ずつ完全復活への階段を登っていってほしい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ