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全仏OP混合ダブルス優勝の加藤未唯が「京都府スポーツ賞特別栄誉賞」と「京都市スポーツ最高栄誉賞」受賞!<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.07.22

全仏オープンでは女子ダブルスで失格となるも、混合ダブルスで優勝を遂げた加藤未唯に地元京都市と京都府から栄誉賞が贈られた(写真は今年の全仏)。(C)Getty Images

 今年6月に開催されたテニス四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ)の混合ダブルスで初優勝した加藤未唯が7月21日、出身地である京都の「京都府スポーツ賞 特別栄誉賞」と「京都市スポーツ最高栄誉賞」を受賞した。

 全仏オープンでは、女子ダブルス3回戦でボールガールに誤ってボールを当ててしまったことにより失格処分となった加藤。当初は警告だったものがビデオ判定もなしに失格へと変更される理不尽な判定を巡って、多くのテニス関係者やファンを巻き込んで大騒動となったが、その後行なわれた混合ダブルスではティム・プッツ(ドイツ)と組んで勝ち星を重ね、見事トーナメントの頂点へと上り詰めたのである。

 無念の涙を流しつつも「私はテニスをするためにここにいる」と気持ちを切り替えて臨んだ混合ダブルスでの快挙。今回の京都府と京都市からの表彰は、そうした功績が評価されたもの。なお、加藤は今回の授賞式後に市内にある真宗大谷派本山の東本願寺を訪れ、そこでも記念品を受け取った。
 
 加藤は自身のインスタグラムを通じて「今日は生まれ育った京都府、京都市から特別栄誉賞、スポーツ最高栄誉賞を表彰していただきました。大変名誉のある賞で嬉しく思います。また東本願寺様からも賞を頂き、大変幸せな日でありました」と感謝のコメントとともに、京都府の西脇隆俊知事、京都市の門川大作知市長、そして東本願寺の木越渉総長らとの記念写真も公開した。

 苦難を乗り越えた先で手にした、日本人選手としては史上3人目となる全仏オープン混合ダブルスのタイトル。試合後には「ローラン・ギャロス。全仏オープンは、私にとって最も大切な大会のひとつであり、パリは今でも大好きな街のひとつです!来年も楽しみにしています」と決意を新たにした加藤。今回の地元京都での受賞は、そんな彼女を後押しする強力なエネルギーになるはずだ。

構成●スマッシュ編集部

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【画像】加藤未唯が公開した感謝のメッセージと授賞式の様子