ケガからの完全復活を目指す男子テニス元世界ランク4位の錦織圭(現438位)が、8月28日に開幕する今季最後のグランドスラム(四大大会)「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に2年ぶりに出場することとなった。
約1年8か月ぶりの復帰戦となった6月中旬の下部大会「カリビアン・オープン」(プエルトリコ・パルマスデルマル/ハードコート/ATPチャレンジャー75)でいきなり優勝を飾った33歳の錦織。周知の通り彼はプエルトリコ大会の決勝戦後に応じたインタビューで「今は全米オープンの出場を目指している。そこに向けてもっとレベルを上げていきたい」と語っていた。
そしてこのほど発表された全米オープンの出場者リストには、錦織の名前が「P」という文字と共に掲載されている。「P」は「プロテクトランキング」の意で、負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置のことだ。錦織は同救済措置を行使して48位で本戦ダイレクトインを果たすこととなった。
北米ハードシーズンからATPツアーに復帰する錦織は、現時点で7月24日から始まる「アトランタ・オープン」(アメリカ・アトランタ/ハードコート/ATP250)を皮切りに4週連続での大会出場(チャレンジャー1つを含む)を予定している。そして1週空けて全米オープンだ。全米開幕までに十分な試合数を重ねられるか注目が集まる。
なお錦織が最後に全米でプレーしたのは2年前の3回戦で、この時は当時ナンバー1のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現2位)に7-6(4)、3-6、3-6、2-6で逆転負けしている。
順調な復活ロードを歩んでいる錦織。照準を定めている全米の舞台でハイクオリティなパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ
約1年8か月ぶりの復帰戦となった6月中旬の下部大会「カリビアン・オープン」(プエルトリコ・パルマスデルマル/ハードコート/ATPチャレンジャー75)でいきなり優勝を飾った33歳の錦織。周知の通り彼はプエルトリコ大会の決勝戦後に応じたインタビューで「今は全米オープンの出場を目指している。そこに向けてもっとレベルを上げていきたい」と語っていた。
そしてこのほど発表された全米オープンの出場者リストには、錦織の名前が「P」という文字と共に掲載されている。「P」は「プロテクトランキング」の意で、負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置のことだ。錦織は同救済措置を行使して48位で本戦ダイレクトインを果たすこととなった。
北米ハードシーズンからATPツアーに復帰する錦織は、現時点で7月24日から始まる「アトランタ・オープン」(アメリカ・アトランタ/ハードコート/ATP250)を皮切りに4週連続での大会出場(チャレンジャー1つを含む)を予定している。そして1週空けて全米オープンだ。全米開幕までに十分な試合数を重ねられるか注目が集まる。
なお錦織が最後に全米でプレーしたのは2年前の3回戦で、この時は当時ナンバー1のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現2位)に7-6(4)、3-6、3-6、2-6で逆転負けしている。
順調な復活ロードを歩んでいる錦織。照準を定めている全米の舞台でハイクオリティなパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。
文●中村光佑
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ