男子テニス団体戦「レーバー・カップ」(9月23日~25日/イギリス・ロンドン/ハードコート)は大会最終日の現地9月24日にダブルス1試合が行なわれ、チームワールド(世界選抜)のベン・シェルトン/フランシス・ティアフォー(共にアメリカ)が、チームヨーロッパ(欧州選抜)のフベルト・フルカチュ/アンドレイ・ルブレフ(ポーランド/ロシア)に7-6(4)、7-6(5)のストレートで勝利。初日から順調にポイントを積み重ねてきたチームワールドが大会2連覇を果たした。
22日のシングルス3試合、ダブルス1試合を全て勝利したチームワールドは、勢いそのままに翌23日もシングルス2勝、ダブルス1勝を挙げ、合計ポイントで10-2と大きくリードを広げた上で大会最終日を迎えていた。
勝利するごとに3ポイントが与えられるこの日、後がなくなったチームヨーロッパは、運命のダブルスにフルカチュとルブレフのペアを起用。対するチームワールドは、シングルスでも素晴らしいプレーを見せたシェルトンとティアフォーのアメリカ勢コンビを投入した。
試合は序盤から両者一歩も譲らない緊迫した展開に。互いにサービスキープを継続し、第1セットからいきなりタイブレークに突入する。これを何とか取り切ったティアフォー/シェルトンが、第2セットのタイブレークも制し、合計ポイント13-2としたチームワールドが2大会連続の優勝を決めた。
今大会もキャプテンとしてチームワールドを率いた元世界1位のジョン・マッケンロー氏(アメリカ/64歳)は、記者会見で以下のような喜びのコメントを残した。
「チームワールド全体を代表して、私は彼らを誇りに思う。我々は非常に若い選手と、以前もこの大会でプレーした経験豊富な選手が集うチームをまとめ上げた。全員が本当に良いプレーをした。素晴らしい1週間だった。我々は敵を打ち負かした。愛情を込めてそんなふうに言うが、それが我々のやったことだ。補欠の選手を含め、選手全員がステップアップしていって、最後のダブルスにも勝利した。彼らは素晴らしいコンビネーションを発揮した」
普段ライバル同士である選手たちが、一致団結して戦う姿を見られるのが大きな魅力の1つとなっているレーバー・カップ。来年もどんなショーが繰り広げられるのか楽しみにしたい。
文●中村光佑
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22日のシングルス3試合、ダブルス1試合を全て勝利したチームワールドは、勢いそのままに翌23日もシングルス2勝、ダブルス1勝を挙げ、合計ポイントで10-2と大きくリードを広げた上で大会最終日を迎えていた。
勝利するごとに3ポイントが与えられるこの日、後がなくなったチームヨーロッパは、運命のダブルスにフルカチュとルブレフのペアを起用。対するチームワールドは、シングルスでも素晴らしいプレーを見せたシェルトンとティアフォーのアメリカ勢コンビを投入した。
試合は序盤から両者一歩も譲らない緊迫した展開に。互いにサービスキープを継続し、第1セットからいきなりタイブレークに突入する。これを何とか取り切ったティアフォー/シェルトンが、第2セットのタイブレークも制し、合計ポイント13-2としたチームワールドが2大会連続の優勝を決めた。
今大会もキャプテンとしてチームワールドを率いた元世界1位のジョン・マッケンロー氏(アメリカ/64歳)は、記者会見で以下のような喜びのコメントを残した。
「チームワールド全体を代表して、私は彼らを誇りに思う。我々は非常に若い選手と、以前もこの大会でプレーした経験豊富な選手が集うチームをまとめ上げた。全員が本当に良いプレーをした。素晴らしい1週間だった。我々は敵を打ち負かした。愛情を込めてそんなふうに言うが、それが我々のやったことだ。補欠の選手を含め、選手全員がステップアップしていって、最後のダブルスにも勝利した。彼らは素晴らしいコンビネーションを発揮した」
普段ライバル同士である選手たちが、一致団結して戦う姿を見られるのが大きな魅力の1つとなっているレーバー・カップ。来年もどんなショーが繰り広げられるのか楽しみにしたい。
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