テニス界のご意見番ジョン・マッケンロー(元世界1位)が、現在開催中の全豪オープンでケガにより早期敗退を強いられたラファエル・ナダル(スペイン/世界ランキング2位)の引退時期について「早ければ(今年の)全仏オープンになる」と私見を述べた。
全豪2回戦の試合中に左足を痛めて早期敗退を余儀なくされたナダルはその後、自身のSNSを通じてケガが股関節の付け根の損傷であることを公表。全治までは6~8週間が必要とした。
四大大会最多の22勝を誇るナダルは、シングルスで2連敗を喫した今季初戦の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」を含め、直近8試合では2勝6敗となっていた。また、四大大会で3回戦に進出できないのは、初戦敗退に終わった2016年の全豪オープン以来となる。
こうした状況を踏まえてマッケンローは、スポーツ専門メディア『EUROSPORT』のインタビューでナダルの今後について次のように語っている。
「私が聞いたところではプレーを続けたいと思っているようだ。彼は競技を愛し、そのプロセスを愛し、スポーツを愛している。でも、もし身体がもたず、メジャーで勝つために必要な健康上のレベルに達することができないと感じたら、彼は辞めると思う。問題はそれがいつなのか、ということ。早ければ全仏、遅ければあと2、3年プレーするだろう」
また、復帰時期に関しては急ぐことはないとマッケンローは考えている。
「彼が出たい時に出ることであって、私たちが彼に出てほしい時に出ることじゃない」と断言。具体的な時期に関しては「ハードコートは腰への負担が大きいので、クレーコート・シーズンから始めたいのだと思う。もし私がナダルのチームの一員だったら、特に腰の状態がよくわからない場合は、彼のコンディションを整え、全仏オープンでピークを迎えようとするだろう」と語った。
一昨年前のシーズン後半はケガにより引退も考えたというナダル。だが年が明けた2022年はケガと戦いながらも、全豪と全仏と2つのビッグタイトルを手にした36歳の鉄人。迎えた23年シーズンは不本意なかたちでのスタートとなったが、果たして今後どのように巻き返してくるのか。
マッケンローはインタビューの中で「ナダルはケガのために引退するのではなく、健康で競技ができる時に引退したいはずだ」と語る。その思いは世界中のテニスファンも同じだろう。
構成●スマッシュ編集部
【画像】「2022全仏オープン」でV14を達成したナダルほか、大会で活躍した男子選手たち
全豪2回戦の試合中に左足を痛めて早期敗退を余儀なくされたナダルはその後、自身のSNSを通じてケガが股関節の付け根の損傷であることを公表。全治までは6~8週間が必要とした。
四大大会最多の22勝を誇るナダルは、シングルスで2連敗を喫した今季初戦の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」を含め、直近8試合では2勝6敗となっていた。また、四大大会で3回戦に進出できないのは、初戦敗退に終わった2016年の全豪オープン以来となる。
こうした状況を踏まえてマッケンローは、スポーツ専門メディア『EUROSPORT』のインタビューでナダルの今後について次のように語っている。
「私が聞いたところではプレーを続けたいと思っているようだ。彼は競技を愛し、そのプロセスを愛し、スポーツを愛している。でも、もし身体がもたず、メジャーで勝つために必要な健康上のレベルに達することができないと感じたら、彼は辞めると思う。問題はそれがいつなのか、ということ。早ければ全仏、遅ければあと2、3年プレーするだろう」
また、復帰時期に関しては急ぐことはないとマッケンローは考えている。
「彼が出たい時に出ることであって、私たちが彼に出てほしい時に出ることじゃない」と断言。具体的な時期に関しては「ハードコートは腰への負担が大きいので、クレーコート・シーズンから始めたいのだと思う。もし私がナダルのチームの一員だったら、特に腰の状態がよくわからない場合は、彼のコンディションを整え、全仏オープンでピークを迎えようとするだろう」と語った。
一昨年前のシーズン後半はケガにより引退も考えたというナダル。だが年が明けた2022年はケガと戦いながらも、全豪と全仏と2つのビッグタイトルを手にした36歳の鉄人。迎えた23年シーズンは不本意なかたちでのスタートとなったが、果たして今後どのように巻き返してくるのか。
マッケンローはインタビューの中で「ナダルはケガのために引退するのではなく、健康で競技ができる時に引退したいはずだ」と語る。その思いは世界中のテニスファンも同じだろう。
構成●スマッシュ編集部
【画像】「2022全仏オープン」でV14を達成したナダルほか、大会で活躍した男子選手たち