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海外テニス

【東レPPO】穂積絵莉/二宮真琴はマッチポイントを逃し準優勝…「次はもっと大きな舞台で」「まだまだ足りない」<SMASH>

渡辺隆康(スマッシュ編集部)

2023.09.30

東レPPOダブルス、あと一歩のところでタイトルを逃した穂積絵莉/二宮真琴。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

東レPPOダブルス、あと一歩のところでタイトルを逃した穂積絵莉/二宮真琴。写真:田中研治(THE DIGEST写真部)

 東京・有明テニスの森公園で開催されている国際大会「東レ パン パシフィック オープンテニス2023」(9月25日~10月1日/ハードコート/WTA500)。9月30日にはダブルス決勝が行なわれ、日本の穂積絵莉/二宮真琴がウルリカ・エイケリ/イングリッド・ニール(ノルウェー/エストニア)に挑んだが、6-3、5-7、[5-10]で敗れ、優勝はならなかった。

 今大会、1回戦で第1シードのガブリエラ・ダブロウスキー/エリン・ロウトリフ(カナダ/ニュージーランド)を破り、波に乗って決勝まで駒を進めてきた穂積/二宮。先週の「広州オープン」(WTA250)でも準優勝と好調で、2週連続の決勝となった。

 試合は日本ペアのペースで進む。第1セットは特に二宮のショットが冴え、トップスピンロブやセンターへの突き球が鮮やかに決まり、流れを掌握。観客がどよめくようなスーパーエースも飛び出した。第5ゲームでエイケリのサービスをブレークすると、続く穂積のサービスは落としたものの、その後2つのブレークに成功し、6-3で第1セットを先取する。

 第2セットは穂積が調子を上げてゲームをリードする。相手の動きをよく見てパスを抜き、前に入ってのアタックでプレッシャーをかける。互いに2つずつブレークし合う荒れた展開となったが、4-4から穂積がラブゲームでキープして5-4。エイケリのサービスで30-40とし、2本のマッチポイントをつかむ。しかしこれをモノにできなかったことで流れを手放し、以降は相手のパワーに押されて5-7で第2セットを失った。
 
 マッチタイブレークでは0-3から3-3に追い上げる粘りも見せた穂積/二宮だが、相手ペアのパワーを押し返すまでには至らず、5-10で逃げ切られて惜しくも優勝を逃した。

 表彰式のスピーチでは、「負けてしまって悔しい」と涙ながらに声を絞り出した穂積。「今回は負けたけど、次はもっと大きな舞台で優勝できるように頑張ります」と前を向いた。

 二宮は「マッチポイントがありながら負けてしまって、まだまだ足りないところばかりなので、これからまた2人で頑張っていきたい」と、さらなる飛躍を誓っていた。

[ダブルス決勝結果]
○U・エイケリ/I・ニール(ノルウェー/エストニア) 3-6 7-5 [10-5] 穂積絵莉/二宮真琴(日本)●

[シングルス準決勝結果]
○ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)[8] 7-6(6) 6-7(2) 6-3 アナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア)●
○ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[2] 6-2 6-3 マリア・サッカリ(ギリシャ)[4]●

※[ ]内の数字はシード順位

取材・文●渡辺隆康(スマッシュ編集部)

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