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大学王座決定試合、男子は慶大が日大の猛追をしのぎ46年ぶりの王座奪還! 女子は筑波大が2度目の頂点に<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.10.04

男子で悲願の大学王座奪還を果たした慶應義塾大学(左上)と、女子で4年ぶり2度目の栄冠を手にした筑波大学(左下)。右上は慶大の有本響/菅谷優作、右下は筑波大の川出莉子。写真提供:全日本学生テニス連盟

 大学日本一を決める団体戦「全日本大学対抗テニス王座決定試合」は10月4日に最終日を迎え、愛媛県総合運動公園テニスコートで男女決勝と3位決定戦が行なわれた。男子決勝は慶應義塾大学が日本大学を6-3で破り、実に1977年以来となる王座奪還。女子決勝は筑波大学が亜細亜大学を3-2で下し、2019年以来の優勝を飾った。

 ダブルス3本+シングルス6本の計9本で勝敗が争われる男子は、慶大が日大を相手に最初から飛ばした。ダブルス3本を全てストレート勝ちする最高のスタート。シングルスに入ってもNo5高木翼が先勝し、一気に4連勝して優勝に王手を掛ける。

 しかし19年ぶりに王座出場を果たした日大は、この崖っ淵から意地の猛反撃。No4手嶋海陽、No2石垣秀悟、No3丹下颯希が立て続けに勝利を挙げ、No6もファイナルタイブレークにもつれる接戦。あと一歩で並ぶところまで追い上げたが、これを慶大の菅谷優作が6-3、2-6、7-6(2)で押さえ、慶大の優勝を決定付けた。

 エース対決は慶大の藤原智也が制し、最終スコアは6-3。慶大は46年ぶり14回目の大学日本一に輝いた。

 ダブルス2本+シングルス3本の計5本で争われる女子は、筑波大が終始ペースを握って亜大をリードした。予選の関東リーグでは星を分けたダブルスで、No1川出莉子/吉本菜月、No2照井妃奈/毛呂彩音が共にストレート勝ちして2-0とリード。

 シングルスでもNo2照井が勢いのままにストレート勝ちし、一気に筑波大の勝利を決めてしまった。亜大は直後にNo3齋藤瑠奈が勝利し、No1は相手の途中棄権で白星を拾うも届かず。筑波大が4年ぶり2度目の大学日本一の座に就いた。
 
◆男子決勝結果
○慶應義塾大学[6-3]日本大学●
D1:○林航平/高木翼 6-3 6-2 髙悠亜/小泉煕毅●
D2:○藤原智也/下村亮太朗 7-6(1) 6-3 手嶋海陽/石垣秀悟●
D3:○有本響/菅谷優作 6-4 6-4 齋藤成/丹下颯希●
S1:○藤原智也 6-4 6-2 髙悠亜●
S2:●林航平 0-6 6-2 4-6 石垣秀悟○
S3:●下村亮太朗 3-6 3-6 丹下颯希○
S4:●脇坂留衣 4-6 3-6 手嶋海陽○
S5:○高木翼  7-6(3) 6-0 小泉煕毅●
S6:○菅谷優作 6-3 2-6 7-6(2) 片山楓●

◆女子決勝結果
○筑波大学[3-2]亜細亜大学●
D1:○川出莉子/吉本菜月 6-2 6-3 吉川ひかる/冨永栞●
D2:○照井妃奈/毛呂彩音 6-4 6-4 山崎郁美/齋藤瑠奈●
S1:●吉本菜月 2-3 ret. 山崎郁美○
S2:○照井妃奈 6-4 6-3 冨永栞●
S3:●川出莉子 4-6 0-6 齋藤瑠奈○

◆男子3位決定戦結果
●関西大学[4-5](D2-1/S2-4)関西学院大学○

◆女子3位決定戦結果
●関西学院大学[2-3](D1-1/S1-2)関西大学○

構成●スマッシュ編集部

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