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第8シードのオジェ-アリアシム、ジャパンOPベスト4進出ならず!快進撃を続けるギロンにストレートで敗れる<SMASH>

前道右京(スマッシュ編集部)

2023.10.20

今大会初出場のオジェ-アリアシム(写真)は、ギロンのハードヒットに圧倒され、準々決勝で姿を消した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 国内最高峰の男子テニスツアー「木下グループジャパンオープンテニスチャンピオンシップス2023」(10月16日~22日/東京・有明/ハードコート/ATP500)は、20日にシングルス準々決勝を実施。センターコートで行なわれたデイセッションの第2試合では、第8シードのフェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ/世界ランク17位)が、予選勝ち上がりのマルコス・ギロン(アメリカ/同79位)に1-6、4-6で敗れる番狂わせが起きた。

 今大会初出場のオジェ-アリアシムは、持ち前のパワフルなストロークを武器に、2回戦でセバスチャン・オフナー(オーストリア/同47位)に快勝し、準々決勝へ駒を進めていた。対するギロンは、初戦で日本の西岡良仁(同44位)を2時間44分の激闘の末破り、2回戦では第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)にストレートで勝利を収め、準々決勝に進出。過去の対戦では、オジェ-アリアシムが3戦全勝している。

 試合序盤から激しいストローク戦が繰り広げられる中、オジェ-アリアシムは、ギロンのフラット系のストロークに押され、思うようにポイントを取ることができない。第1ゲームから4ゲーム連取され、第7ゲームでもブレークを許し、そのまま1-6でセットを落としてしまう。
 
 第2セットに入ってからも3ゲーム連取を許すオジェ-アリアシムだったが、第5ゲームでは、この日初のブレークに成功。徐々に得意の回り込みフォアのスロレート、逆クロスが決まりだす。しかし、第10ゲームでギロンに痛恨のブレークを喫し4-6で敗退。ベスト4進出を逃した。

 なお、圧巻のプレーでオジェ-アリアシムに勝利したギロンは、「今日は勝ててすごいうれしいです。今年は良いプレーができていたと思いますが、ベスト4には進出できずにいました。まだまだ勝ち進んで優勝を狙いたいです」と今後の戦いへ意気込んだ。21日に行なわれる準決勝では、同胞の注目株ベン・シェルトン(アメリカ/同21位)と対戦する。

■20日の結果(途中まで)
【シングルス(32ドロー)準々決勝】
ベン・シェルトン(アメリカ)〇 76(4) 63 ● トミー・ポール(アメリカ)[5]
マルコス・ギロン(アメリカ)[Q] 〇 61 64 ● フェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ)[8]

※[ ]内の数字はシード順位、Q=予選勝ち上がり 

取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)

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