男子テニス元世界ランク4位の錦織圭のコーチを務めるマックス・ミルニー氏(ベラルーシ/46歳/ダブルス元1位)が、母国で脳腫瘍の大手術を受けていたことが明らかになった。スロバキアのスポーツメディア『Sportovy』が報じている。
同メディアによると、1カ月ほど前から頭痛の症状に悩まされていたミルニー氏は、MRI検査を受けて脳腫瘍が判明。母国の首都ミンスクの病院で約8時間にも及ぶ開頭手術(頭蓋骨を広範囲に開窓する外科的手術)を決行したという。
手術は無事成功。予断を許さない状況ではあるものの、家族に近い関係者は「ミルニー氏の回復過程は順調に進むだろう」とコメントしている。なおセルビアメディア『Sport Klub』によれば、今後ミルニー氏は長年定住している米国でリハビリを行なう見込みとなっており、すでに妻と4人の子どもたちと共にベラルーシを出国したと伝えられている。
196センチの長身から繰り出す強烈なサービスと、相手に襲いかかるようなネットプレーを武器に「ビースト(野獣)」の愛称で親しまれたミルニー氏は、男・女・混合を合わせて四大大会のダブルスで10度の優勝を経験。2012年に出場したロンドン五輪の混合ダブルスでは同郷の元女王ビクトリア・アザレンカ(現シングルス22位)とのペアで金メダルを獲得した輝かしい実績の持ち主だ。
引退後、19年10月に錦織のコーチに就任。以前から「お互いにしっかりとコミュニケーションが取れている」とミルニー氏とは良好な関係を築けていることを強調している錦織も、恩師の容態を心配していることだろう。無事に回復し、今後も“良き理解者”としてケガからの完全復活を目指す日本のエースを支え続けていってほしい。
文●中村光佑
【動画】ミルニーのベストショット集 ~全米オープンより~
【連続写真】スイング中に時間のズレを調節する、錦織圭のジャックナイフ
【PHOTO】フェデラーと錦織が夢の共演!!「UNIQLO LifeWear Day Tokyo 2022 with Roger Federer」
同メディアによると、1カ月ほど前から頭痛の症状に悩まされていたミルニー氏は、MRI検査を受けて脳腫瘍が判明。母国の首都ミンスクの病院で約8時間にも及ぶ開頭手術(頭蓋骨を広範囲に開窓する外科的手術)を決行したという。
手術は無事成功。予断を許さない状況ではあるものの、家族に近い関係者は「ミルニー氏の回復過程は順調に進むだろう」とコメントしている。なおセルビアメディア『Sport Klub』によれば、今後ミルニー氏は長年定住している米国でリハビリを行なう見込みとなっており、すでに妻と4人の子どもたちと共にベラルーシを出国したと伝えられている。
196センチの長身から繰り出す強烈なサービスと、相手に襲いかかるようなネットプレーを武器に「ビースト(野獣)」の愛称で親しまれたミルニー氏は、男・女・混合を合わせて四大大会のダブルスで10度の優勝を経験。2012年に出場したロンドン五輪の混合ダブルスでは同郷の元女王ビクトリア・アザレンカ(現シングルス22位)とのペアで金メダルを獲得した輝かしい実績の持ち主だ。
引退後、19年10月に錦織のコーチに就任。以前から「お互いにしっかりとコミュニケーションが取れている」とミルニー氏とは良好な関係を築けていることを強調している錦織も、恩師の容態を心配していることだろう。無事に回復し、今後も“良き理解者”としてケガからの完全復活を目指す日本のエースを支え続けていってほしい。
文●中村光佑
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