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長期離脱のナダルが復帰戦に向けてオーストラリア入り!「数年ぶりにブリスベンに来れてうれしいよ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.12.29

復帰戦を前にブリスベンのモールでジュニア選手たちと記念撮影に応じるナダル。(C)Getty Images。(C)Getty Images

 新シーズンの開幕戦で約1年ぶりにツアー復帰を果たすラファエル・ナダル(スペイン/世界ランキング670位)が、12月27日夜に開催地のブリスベンに入った。大会公式SNSがアップした動画にあるように、復帰を目前にした元世界1位は満面に笑みを浮かべている。

 ナダルがエントリーしているのは、31日に開幕する男子テニスツアー「ブリスベン国際」(23年12月31日~24年1月7日/オーストラリア・ブリスベン/ハードコート/ATP250)。

 37歳のナダルは今年1月の「全豪オープン」2回戦で左股関節を故障し、回復に時間を要していた。それでも10月からはオンコートでの練習を開始し、マヨルカ島やクウェートにある自身のラファ・ナダル・アカデミーで強度の高い練習をこなした。伸張著しい19歳アルトゥール・フィス(フランス/同36位)や同じ年のライバル、リシャール・ガスケ(フランス/同76位)らを迎えての実践的なトレーニングだった。

 そうした長く険しい復帰過程を歩んできただけに、開幕戦を迎える喜びもひとしおだろう。大会の公式サイトにこうコメントを寄せている。

「ツアーに復帰できてうれしいし、数年ぶりにブリスベンに来れてうれしいよ」

 約1年のツアー離脱により現在のランキングは670位。今大会はワイルドカードでの出場となるが、ナダルがノーシードでツアー大会に臨むのは、まだ18歳だった2005年1月のオークランド大会以来だ。
 
 現地ブリスベン入りした27日、サウジアラビアではエキジビションマッチ「リヤドシーズン」が行なわれていた。出場したノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)とカルロス・アルカラス(スペイン/同2位)が、ナダルについてこう語っている。

「彼はただプレーするために戻ってくるような選手ではない」(ジョコビッチ)

「ラファと練習した選手たちから、彼は良いレベルに戻りつつあると聞いている」(アルカラス)

 レジェンドの復帰に高い関心を寄せているのは、我々ファンだけではないのだろう。果たして、ナダルは復帰戦でどのようなパフォーマンスを見せるのだろうか。

 なお同大会は男女共催で行なわれ、ナダルと同じく元世界1位の大坂なおみもワイルドカードを得ている。こちらは7月に娘のシャイちゃんを出産してから約半年、コートを離れてから約1年3ケ月ぶりとなる戦列復帰だ。

構成●スマッシュ編集部

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