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元ダブルス女王の37歳ベスニナが第2子出産を経て現役復帰!「また来年、コートで会いましょう」<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.12.30

大坂なおみやケルバーなど出産を経ての復帰が続く女子テニス界。元ダブルス1位のベスニナも24年のツアーに戻ってくる。(C)Getty Images

 女子テニスの元ダブルス世界ランク1位で、3つのグランドスラム(四大大会)タイトルを持つエレーナ・ベスニナ(ロシア)が、2024年に現役復帰することを表明した。37歳のベスニナは今年5月に第2子となる女の子、アンナちゃんを出産。ツアーからは2年以上離れているが、このほど自身のSNSで復帰の決意を明かした。

「2024年、私のカムバックの準備はできたかって? やるわよ。また来年、コートで会いましょう」

 こう綴ったベスニナは、ジムで各種のトレーニングを積んだり、オンコートでストロークやボレー練習に励む様子も併せて公開。映像を見る限りかなりハードな動きをこなしており、復帰の準備が順調に進んでいることをうかがわせる。

 ベスニナは2013年全仏オープン、14年全米オープン、17年ウインブルドンの女子ダブルスをエカテリーナ・マカロワ(ロシア/元ダブルス1位)とのペアで制覇。合計19のツアータイトルを手にし、18年には世界1位の座に就いた。またシングルスでもツアー3勝を挙げ、17年に自己最高位の13位をマークしている。
 
 私生活では15年にロシアの実業家、パベル・タブンツォフ氏と結婚。18年11月に長女エリザベータちゃんを出産し、産休で2年間ツアーを離れた。21年に復帰すると、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア/現シングルス19位)とのペアでウインブルドンの女子ダブルスで準優勝。東京オリンピックでは混合ダブルスで銀メダルを獲得したが(ペアはアスラン・カラチェフ)、それを最後に2度目の長期休養に入っていた。

 近年、女子テニス界では出産を終えてツアーに戻り、活躍する選手が増えている。ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/34歳/元1位)は復帰後の20年全米で準優勝を飾り、今年はやはり元女王のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク/33歳)が3年半のブランクをものともせず全米でベスト16に進んだ。そして24年は大坂なおみ(日本/26歳)、アンジェリーク・ケルバー(ドイツ/35歳)と元ナンバー1の楽しみなカムバックが続く。

 37歳のベスニナがどこまでやれるかは未知数だが、少なくともダブルスでは世界屈指の技術と経験を持つ選手だけに、また大舞台で活躍してくれるに違いない。

構成●スマッシュ編集部

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