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テニスを通じて人として成長する機会を提供する『第16回杉山記一杯supported byリポビタン』開催<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.04.01

テニスを楽しみながら子どもの成長をサポートする大会が開催された。写真下左はチャレンジクラス入賞者、同右はマスターズクラス入賞者。写真:日下正敏・保坂明美

『第16回杉山記一杯supported byリポビタン』が3月31日(日)、大正セントラルテニスクラブ目白(東京都)にて開催された。

 小学生の「チャレンジクラス(主に低学年・10名)」と「マスターズクラス(主に高学年・15名」の2カテゴリーに分かれて行なわれた今大会。試合は、5名で1組のグループを構成して予選リーグを実施し、各グループの1位と2位が決勝トーナメントに進むという方式が採用された。


 試合は男女混成20分という時間制の試合方式をとっており、経験の少ない子どもたちが、ゲームの基本や、ゲーム自体を楽しむことを目的としている。試合はセルフジャッジだが、サポートスタッフもいるので、時間管理やスコアをフォローしてもらえるのが特徴だ。

 また、試合以外のコートでは、増田健太郎プロや山崎千鶴プロがクリニックを随時行なっており、試合前の調整はもちろん、試合後の復習もできた。

 チャレンジクラスは、予選リーグを2位で突破したニーリー怜が、同じリーグを1位で突破した萩原優にリベンジを果たして優勝。マスターズクラスは、神村明莉と遠山由季乃との対戦となり、この日リーグ戦を含め、圧倒的な強さで勝ち上がってきた神村が優勝を果たした。

 神村は第1回大会に出場し、予選を突破したものの、身体の大きな男子に敗退した経験がある。その悔しさを晴らすべく今大会に臨み、見事タイトルを手にした。

 なお、今大会は試合の結果が出なくとも、コートで全力を尽くした選手、声を出してファイトした選手を選出する特別賞があり、チャレンジクラスは兵庫祐貴也、マスターズクラスでは柳希美の2名が選出された。 
 
 大会ディレクターの杉山氏は「この大会は、プロに試合を観てもらい、試合後にアドバイスを受け、課題を試合後のクリニックで練習することができます。一日を通して子どもたちが成長していく様子をいつも感じています。大正製薬様はじめ、たくさんの企業のご支援のお陰で素晴らしいスタッフとともに大会をグレードアップしてきています。これからもテニスを通じてリーダーシップを持てる人に成長できる大会にしていきたいと考えています」と今大会の総括と今後の展望を語った。

【チャレンジクラス優勝のニーリー怜のコメント】
「初めて優勝できたのでうれしいです。フォア(ハンド)でリターンエースを取れたのが良かったところです。決勝では諦めないで頑張って走ったのが勝てた理由だと思います。これからも頑張って次の大会でも優勝したいです。将来の夢はテニス選手になることです」

【マスターズクラス優勝の神村明莉のコメント】
「今日は調子が良くて、決めるところは決め、守るところは守るということをしっかりできました。予選の最後の相手が粘り強くて、力みすぎてミスが出てしまったのですが、決勝トーナメントではしっかり決められ、自分のゲームにできて良かったと思います。今の夢は全国で優勝することで、将来は東レ・パン・パシフィックオープンで優勝したいです」

【第16回杉山記一杯supported byリポビタン】
■主催:International Sports Management株式会社
■特別協賛:大正製薬株式会社
■協賛:プリヴェ企業再生グループ株式会社
■日程:2024年3月31日(日)
■会場:大正セントラルテニスクラブ目白
■試合方法:
<予選> 5名のグループによる総当たり戦。時間制(1試合20分)ノーアドバンテージ方式
<決勝> 予選リーグ1、2位によるトーナメント。時間制(1試合20分)ノーアドバンテージ方式

取材・写真●日下正敏・保坂明美 
構成●スマッシュ編集部

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