現在ツアーを離れている男子テニス元世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン/現646位)が4月10日に自身の公式SNSを更新。最新情報をアップデートするとともに、来週開幕するATP500シリーズ「バルセロナ・オープン」(4月15日~21日/スペイン・バルセロナ/クレーコート)での復帰を切望していると明かした。
約1年ぶりの復帰を果たした年明けの「ブリスベン国際」(ATP250)の準々決勝で左足上部を負傷して以降は、ツアーでプレーしていない37歳のナダル。今週プロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)で出場予定だった「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(4月7日~14日/モナコ・モンテカルロ/クレーコート/ATP1000)も「身体が許してくれない」という理由で欠場を表明した。
今季限りでの引退を示唆している中、赤土の王者が復帰を目指しているのが、自身が過去12度の優勝、さらには通算66勝4敗と驚異的な成績を残しているバルセロナ・オープンだ。直近では2021年にタイトルを獲得しており、この時は決勝で3時間38分にも及ぶ大激闘の末にステファノス・チチパス(ギリシャ/現12位)に勝利した。ナダルとしては思い出の地で、そして母国ファンの前でカムバックを遂げたいという思いが強いのかもしれない。
すでに会場で調整を始めているというナダルは、今回の投稿で「バルセロナからこんにちは。(到着後)最初のトレーニングです」と切り出した上で、次のように現在の心境を綴った。
「トーナメントが始まる数日前にここ(バルセロナ)に来ることができて興奮しています。プレーしたいという気持ちで様子を見に来ました。それについて報告します」
ただし現時点ではバルセロナで実際に復帰できるかはわからないことも強調。「重要なのは、プレーすると確約できるわけではないということですが、出場できることを願っています。どうなるか見てみましょう」と締めくくった。
最近のフィジカルコンディションを踏まえると致し方ないことではあるが、やはりナダルのいないクレーシーズンは何とも寂しいものだ。予定通りバルセロナでコートに戻ってこられることを願ってやまない。
文●中村光佑
【画像】ナダルがバルセロナの会場入りを報告した自身のX画面と、大会公式Xで公開された練習の様子
【連続写真】ヒジ主導でテイクバックしてパワーを生み出す、ナダルのフォアハンド
【PHOTO】優勝のナダルはじめ、全仏オープン2022で活躍した男子選手たちの厳選PHOTO!
約1年ぶりの復帰を果たした年明けの「ブリスベン国際」(ATP250)の準々決勝で左足上部を負傷して以降は、ツアーでプレーしていない37歳のナダル。今週プロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)で出場予定だった「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(4月7日~14日/モナコ・モンテカルロ/クレーコート/ATP1000)も「身体が許してくれない」という理由で欠場を表明した。
今季限りでの引退を示唆している中、赤土の王者が復帰を目指しているのが、自身が過去12度の優勝、さらには通算66勝4敗と驚異的な成績を残しているバルセロナ・オープンだ。直近では2021年にタイトルを獲得しており、この時は決勝で3時間38分にも及ぶ大激闘の末にステファノス・チチパス(ギリシャ/現12位)に勝利した。ナダルとしては思い出の地で、そして母国ファンの前でカムバックを遂げたいという思いが強いのかもしれない。
すでに会場で調整を始めているというナダルは、今回の投稿で「バルセロナからこんにちは。(到着後)最初のトレーニングです」と切り出した上で、次のように現在の心境を綴った。
「トーナメントが始まる数日前にここ(バルセロナ)に来ることができて興奮しています。プレーしたいという気持ちで様子を見に来ました。それについて報告します」
ただし現時点ではバルセロナで実際に復帰できるかはわからないことも強調。「重要なのは、プレーすると確約できるわけではないということですが、出場できることを願っています。どうなるか見てみましょう」と締めくくった。
最近のフィジカルコンディションを踏まえると致し方ないことではあるが、やはりナダルのいないクレーシーズンは何とも寂しいものだ。予定通りバルセロナでコートに戻ってこられることを願ってやまない。
文●中村光佑
【画像】ナダルがバルセロナの会場入りを報告した自身のX画面と、大会公式Xで公開された練習の様子
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