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錦織圭、15日開幕のバルセロナ・オープンの欠場を発表!「素晴らしい思い出があるだけに残念です」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.04.11

3月のマイアミで戦線復帰を果たした錦織圭だが、出場予定だった4月上旬のヒューストンに続き、15日開幕のバルセロナ大会も出場を見送った。(C)Getty Images

 長きにわたり日本男子テニス界をけん引してきた元世界4位の錦織圭(現355位/34歳)の行く手に、暗雲が立ち込めてきた。

 長引くケガを克服して今年3月開催の「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)で約8カ月ぶりにツアー復帰を果たした錦織。試合は残念ながら初戦敗退となったものの、それでも芸術的ともいえるショットメイクで会場に詰め掛けた観客の歓声を呼ぶなど、まずまずのリスタートを飾った。

 だが、得意のクレーコートシーズンの幕明けに合わせて出場する予定だった4月上旬の「全米男子クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン/クレーコート/ATP250)の出場者リストに名前はなし。そしてこのほど、同15日に開幕する「バルセロナ・オープン」(スペイン・バルセロナ/クレーコート/ATP500)の欠場を自身の公式SNSを通じて発表したのである。

「残念ながら今年は予定通りバルセロナでプレーすることができません。私はバルセロナ・オープンでプレーするのがとても好きで、ここでは素晴らしい思い出もあるので残念です。ツアーに復帰できるよう、チームと一緒になって頑張り続けます。応援、ありがとうございます」(原文は英語)
 
 バルセロナ・オープンと言えば、かつて錦織が連覇(2014年・15年)を達成している相性のいい大会だ。それだけに今回大会側が用意してくれたワイルドカード(主催者推薦の出場枠)を手放すのは無念であるに違いない。だが、度重なる負傷離脱を経て復帰を果たした先のマイアミでは、「今後は身体優先でスケジュールを組まないといけないと思っています」とも語っていた錦織。それゆえに、今は無理をすべき時でないと判断したのだろう。

 なお、現時点で今後錦織が出場を予定しているのは、同24日に開幕する「マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)と、同30日開幕の下部大会「エクスプロバンス・オープン」(フランス・エクサンプロバンス/クレーコート/チャレンジャー)の2大会となる。

 そして来月26日からは四大大会の「全仏オープン」(フランス・パリ/6月26日~7月9日/クレーコート/グランドスラム)が開幕する。果たして錦織は、欧州クレーシーズンで再びその勇姿を見せることができるのか。

構成●スマッシュ編集部

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【画像】バルセロナ欠場を伝える錦織のSNSメッセージ