引退報道が出回っていた男子テニス元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア/現117位)が、今季限りで現役引退することを正式に発表した。
2011年にプロ転向したティームは、強力なストロークを武器にアグレッシブなプレーで多くのファンを魅了。通算17度のツアータイトルを獲得している。グランドスラム(四大大会)では、18年、19年の全仏オープンで準優勝。20年の全豪オープンでも準優勝を果たし、同年の全米オープンではついにグランドスラム初優勝を飾った。
ビッグタイトルを獲得しトップ選手として頭角を現したが、21年の芝シーズンに行なわれた「マヨルカ選手権」(ATP250)で右手首を負傷し戦線離脱。そこから懸命なリハビリ経て、22年3月に実戦復帰を果たすものの、以前のような輝きは取り戻せず苦戦の日々が続いていた。
ランキングも100位付近で低迷しており、チャレンジャー(下部大会)を主戦場にツアーを回っていた中、今年3月には右手首の痛みが再発したことを公表した。海外メディアの間では、引退も近いのではないかと噂も出ていた。
そして、5月10日には自身のSNSへ動画を投稿し、次のようなメッセージを伝えている。
「みなさん、こんにちは。とても重要でとても悲しい、でもとても美しいメッセージをお伝えしなければなりません。2024年シーズンが私の最後のシーズンになります。今シーズン限りでキャリアを終えます。その決断にはいくつかの理由があります。まず、僕の手首の状態が本来あるべき姿ではありません。2つ目は、内なる感情の問題です。私はこの決断についてとても長い間慎重に考えていました。
そして、テニスプレーヤーとしての道のりを振り返ってみました。私は成功を収めましたし、夢にも思わなかったトロフィーを獲得しました。山あり谷ありで、信じられないような旅でした。最終的には、今シーズン限りでキャリアを終えるというこの決断が正しいものだという結論に達しました。この決断で良かったと思っていますし、これからのことがとても楽しみでもあります」
再起を待ち望んでいた多くのファンにとってはとても寂しいが、ティームらしい力強いプレーで戦う姿を最後まで見届けたい。
【動画】ティームが自身のインスタグラムに投稿した引退表明
【PHOTO】強じんな下半身でパワーを生み出す、D・ティームのサービス連続写真
【関連記事】元全米王者のティームが今季限りで引退と地元紙が報道。すでにスポンサーに伝達済みとの情報も<SMASH>
構成●スマッシュ編集部
2011年にプロ転向したティームは、強力なストロークを武器にアグレッシブなプレーで多くのファンを魅了。通算17度のツアータイトルを獲得している。グランドスラム(四大大会)では、18年、19年の全仏オープンで準優勝。20年の全豪オープンでも準優勝を果たし、同年の全米オープンではついにグランドスラム初優勝を飾った。
ビッグタイトルを獲得しトップ選手として頭角を現したが、21年の芝シーズンに行なわれた「マヨルカ選手権」(ATP250)で右手首を負傷し戦線離脱。そこから懸命なリハビリ経て、22年3月に実戦復帰を果たすものの、以前のような輝きは取り戻せず苦戦の日々が続いていた。
ランキングも100位付近で低迷しており、チャレンジャー(下部大会)を主戦場にツアーを回っていた中、今年3月には右手首の痛みが再発したことを公表した。海外メディアの間では、引退も近いのではないかと噂も出ていた。
そして、5月10日には自身のSNSへ動画を投稿し、次のようなメッセージを伝えている。
「みなさん、こんにちは。とても重要でとても悲しい、でもとても美しいメッセージをお伝えしなければなりません。2024年シーズンが私の最後のシーズンになります。今シーズン限りでキャリアを終えます。その決断にはいくつかの理由があります。まず、僕の手首の状態が本来あるべき姿ではありません。2つ目は、内なる感情の問題です。私はこの決断についてとても長い間慎重に考えていました。
そして、テニスプレーヤーとしての道のりを振り返ってみました。私は成功を収めましたし、夢にも思わなかったトロフィーを獲得しました。山あり谷ありで、信じられないような旅でした。最終的には、今シーズン限りでキャリアを終えるというこの決断が正しいものだという結論に達しました。この決断で良かったと思っていますし、これからのことがとても楽しみでもあります」
再起を待ち望んでいた多くのファンにとってはとても寂しいが、ティームらしい力強いプレーで戦う姿を最後まで見届けたい。
【動画】ティームが自身のインスタグラムに投稿した引退表明
【PHOTO】強じんな下半身でパワーを生み出す、D・ティームのサービス連続写真
【関連記事】元全米王者のティームが今季限りで引退と地元紙が報道。すでにスポンサーに伝達済みとの情報も<SMASH>
構成●スマッシュ編集部