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海外テニス

復活を期す元世界3位ティームがケガの再発を報告「“カチカチ”という音が出始め、違和感が痛みに変わった」<SMASH>

中村光佑

2024.03.28

下部大会を転戦し復活を目指していたティームだが、3年前に痛めた右手首のケガが再発。今週開催された大会も「軽度の炎症がある」として欠場していた。(C)Getty Images

下部大会を転戦し復活を目指していたティームだが、3年前に痛めた右手首のケガが再発。今週開催された大会も「軽度の炎症がある」として欠場していた。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア/現90位)が、3月27日に自身のSNSへ投稿したビデオメッセージを通じ、右手首のケガの再発を報告した。

 ツアー通算17勝を挙げ、2020年の全米オープンでは悲願の四大大会初優勝を成し遂げた30歳のティーム。ところが21年の「マヨルカ選手権」(スペイン/ATP250)で右手首を負傷して以降は、長く暗いトンネルから抜け出せない日々が続いている。22年春には待望のカムバックを果たしたものの、昨年9月「アスタナ・オープン」(カザフスタン/ATP250)でのベスト8が最高成績となっている。

 今季も年明けのオーストラリアシリーズ「ブリスベン国際」(ATP250)と、シーズン最初の四大大会「全豪オープン」でいずれも初戦敗退に終わり、ツアー本戦ではまだ勝利がない状況。2~3週間のトレーニング期間を経て、3月からは欧州クレーのチャレンジャー(下部大会)を回っていた。

 チャレンジャー転戦の決断は「引退の覚悟も込みで下した」と語っていたティーム。2月初めには、過去に元世界12位のボルナ・チョリッチ(クロアチア/現31位)を指導したマテ・デリッチ氏(クロアチア)を新たなコーチとして招聘し、何とか本来の実力を取り戻したいという気持ちは非常に強く表れていた。

 しかし結果は先々週の「キルクスク・オープン」(ハンガリー)で初戦敗退、続く「ザダル・オープン」(クロアチア)でも2回戦敗退と振るわず。出場予定だった今週の「ナポリ・テニスカップ」(3月25日~31日/イタリア)は欠場しているが、その理由については明かしていなかった。
 
 状態が心配されていた中、このほど公開したビデオメッセージでティームは「21年の手首のケガが再発した」と報告。詳細を次のように説明している。

「皆さんもご存じの通り、私は全豪オープンの後に、自分に本当に良い感覚をもたらしていた練習に戻るために、再び父と共にトレーニングを始めました。若い頃と同じように非常に強度が高い練習をやってストロークも多く打ち、長時間コートに立ちました。

 しかし残念ながら、ハンガリーのチャレンジャーで復帰する少し前に、手首に問題が出始めました。再び“カチカチ”という音が出始め、とても気になっていたのですが、それは私がすでに経験したものと似ていました。3年前にケガから復帰した時に感じた違和感が、ここ数週間で再発し、それが痛みに変わったのです」

 その上でティームはナポリ大会の出場を取りやめた理由について「軽度の炎症がある」と説明。ただしエントリーしているクレーのツアー公式戦「エストリル・オープン」(4月1日~7日/ポルトガル/ATP250)には間に合う見込みだとし、「練習の量を減らし、時間も少し短くしています」と現状を伝えた。

 テニスプレーヤーにとっては致命傷になりやすい手首のケガ。完全復活を期す中での再発は何ともタイミングが悪いようにも思えてならないが、予定通りエストリルでプレーできるよう、ティームの1日も早い回復を祈るばかりだ。

文●中村光佑

【動画】ティームがビデオメッセージを通じてケガの状況を報告

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