6月4日に公益財団法人 日本テニス協会が都内で会見を開き、8月26日~9月6日に開催される「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」で車いすテニス部門の新設および国枝慎吾氏が大会アンバサダーに就任することを発表した。
国内で車いす部門が最初に新設されたのは2019年の男子のジャパンオープンで、23年から女子のジャパンオープンでも開催しており、今回は国内最高峰のジュニア大会で導入される。
同協会の専務理事を務める土橋登志久氏は「健常者と障害者の垣根を越えたインクルーシブな大会の開催となり、テニス協会が理念として掲げている“多様性と調和のある社会の実現”にまた一歩近づくことができることをうれしく思っております」とコメントした。
車いすテニス界のレジェンド、国枝氏も「車いすの部が取り入れられることは大変喜ばしいことだと思っています。垣根を越えた活動はテニスがおそらくどのスポーツよりも先を行っていると自負しています。車いすテニスにとっても何十回、何百回といくような歴史のある大会になることを願っています」と笑顔で語った。
また、夏に開催するにあたって、暑熱対策を強化する方針だ。全日本ジュニアではヒートルールやアイスバスなどを導入していたが、「車いすの選手は地面から近い所にいるので暑熱対策はより厳しくやっていかないといけない」と説明したのはトーナメントディレクターの奈良くるみさん。
なお、車いすの部は9月4日~6日に男女混合のシングルスを行ない、優勝者とフェアプレーの2名には海外派遣(アメリカでのキャンプ)の副賞が授与される。このキャンプには錦織圭に加え国枝氏も参加予定で、「(国枝氏自身も)初めて海外遠征してナンバーワンの選手に刺激をもらったし見識も広がっていくと思うので、ジュニアの子にそういった体験をしてもらいたいと思っています」と期待を込めて、副賞パネルには「アメリカで待ってるぜ!」とメッセージを書き込んだ。
ジュニア大会では初めて開催される車いすテニスの部。世界を目指すジュニアたちの熱い戦いが繰り広げられることを期待したい。
取材●スマッシュ編集部
【PHOTO】「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2023」の決勝戦を一挙特集!
【PHOTO】男子車いす史上初の生涯ゴールデンスラムの偉業達成!ウィンブルドン初優勝の国枝慎吾を特集!
【PHOTO】奈良くるみのコースを狙ったサービス、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』
国内で車いす部門が最初に新設されたのは2019年の男子のジャパンオープンで、23年から女子のジャパンオープンでも開催しており、今回は国内最高峰のジュニア大会で導入される。
同協会の専務理事を務める土橋登志久氏は「健常者と障害者の垣根を越えたインクルーシブな大会の開催となり、テニス協会が理念として掲げている“多様性と調和のある社会の実現”にまた一歩近づくことができることをうれしく思っております」とコメントした。
車いすテニス界のレジェンド、国枝氏も「車いすの部が取り入れられることは大変喜ばしいことだと思っています。垣根を越えた活動はテニスがおそらくどのスポーツよりも先を行っていると自負しています。車いすテニスにとっても何十回、何百回といくような歴史のある大会になることを願っています」と笑顔で語った。
また、夏に開催するにあたって、暑熱対策を強化する方針だ。全日本ジュニアではヒートルールやアイスバスなどを導入していたが、「車いすの選手は地面から近い所にいるので暑熱対策はより厳しくやっていかないといけない」と説明したのはトーナメントディレクターの奈良くるみさん。
なお、車いすの部は9月4日~6日に男女混合のシングルスを行ない、優勝者とフェアプレーの2名には海外派遣(アメリカでのキャンプ)の副賞が授与される。このキャンプには錦織圭に加え国枝氏も参加予定で、「(国枝氏自身も)初めて海外遠征してナンバーワンの選手に刺激をもらったし見識も広がっていくと思うので、ジュニアの子にそういった体験をしてもらいたいと思っています」と期待を込めて、副賞パネルには「アメリカで待ってるぜ!」とメッセージを書き込んだ。
ジュニア大会では初めて開催される車いすテニスの部。世界を目指すジュニアたちの熱い戦いが繰り広げられることを期待したい。
取材●スマッシュ編集部
【PHOTO】「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2023」の決勝戦を一挙特集!
【PHOTO】男子車いす史上初の生涯ゴールデンスラムの偉業達成!ウィンブルドン初優勝の国枝慎吾を特集!
【PHOTO】奈良くるみのコースを狙ったサービス、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』