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海外テニス

ウインブルドン車いすテニス、日本期待の18歳小田凱人と上地結衣がともにシングルス準決勝で逆転負け。<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.07.13

上地(左)は2時間35分の熱戦の末に敗退。大会連覇が懸かっていた小田(右)も準決勝で姿を消した。(C)Getty Image

上地(左)は2時間35分の熱戦の末に敗退。大会連覇が懸かっていた小田(右)も準決勝で姿を消した。(C)Getty Image

 テニス四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン)は現地7月12日に大会12日目を迎え、車いすテニスの男女シングルス準決勝が行なわれた。第1シード18歳小田凱人(世界ランキング1位)は、第4シードのマルティン・デラプエンテ(スペイン/同4位)に6-1、3-6、3-6の逆転で敗退。第2シードの上地結衣(同2位)は、第4シードのアニーク・ファンクォト(オランダ/同4位)に7-5 、4-6 、5-7で決勝進出を逃した。

 先月の「全仏オープン」(フランス・パリ/クレー)で四大大会4勝目を飾った18歳の小田。今大会へはディフェンディングチャンピオンとして出場し、開幕前のインタビューでは「(結果は)あまり意識していないので、自分らしくやっていければなと思います」と意気込みを語っていた。

 デラプエンテとの準決勝では、第2、第4ゲームでブレークに成功した小田が第1セットを先取。しかし第2セットはセカンドサービスでのポイント取得率が0%と苦戦しセットを奪われる。第3セットでは5度のブレークを献上し1時間48分で敗退。大会連覇とはならなかった。
 
 悲願のウインブルドン初優勝を狙っていた上地。前哨戦のローハンプトン大会では3年ぶりに絶対女王のディーデ・デフロート(オランダ/同1位)から金星を挙げ、今大会へは「理想に少しでも近付けるようなプレーをする」と目標を掲げていた。

 クオザード・モンジェーヌ(南アフリカ/同11位)との準々決勝をフルセットで勝利した上地は、準決勝でファンクォトと対戦。互いにブレークを許す展開となった第1セットは、5度のブレークに成功した上地が先取。しかし第2セット以降は、サービスポイント取得率、ブレークポイント取得率で相手に上回られ、2時間35分の熱戦の末に力尽きた。

 なおダブルスでは、小田と上地ともに勝ち上がっており、第2シードの小田/三木拓也は、現地13日に行なわれる準決勝でベン・バートラム/ダニエル・カベルサスチ(イギリス/スペイン)と対戦する。また第2シードの上地/モンジェーヌは決勝へ駒を進め、第1シードのデフロート/ジェシカ・グリフィオンに挑む。

構成●スマッシュ編集部

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