男子テニス元世界ランク４位の錦織圭（現436位）が７月17日に自身のXとインスタグラム（@keinishikori）を更新し、五輪の開催地であるパリへ出発したことを報告した。

　度重なるケガに悩まされている34歳の錦織は、今シーズン出場した大会はマイアミ・オープン（３月）、全仏オープン（５月）、そしてウインブルドン（７月）の３大会。現在開催中の「ノルデア・オープン」は欠場となり、前哨戦には出場せず五輪に挑むことになる。

　SNSには、行き先の“パリ”が表示された搭乗口のモニターの下で笑顔を浮かべる自身の写真に、日本の国旗、飛行機、フランス国旗の絵文字を並べて投稿し、日本で調整していたことがうかがえる。
  　なお、錦織の五輪デビューは2008年の北京だった。北京では初戦敗退だったものの、12年ロンドンと21年東京ではベスト８（５位入賞）、そして16年リオでは日本テニス界で96年ぶりとなるメダル（銅メダル）を獲得する活躍ぶりを見せていた。

　さらに、今回のパリが５大会連続５度目の出場となり、杉山愛さんと並んでいた４大会の記録を抜いて日本のテニス競技で単独最多となる。

「得るものがすごい大きい。あの場にいることでモチベーションももらうし、経験値も上がる」と、大舞台への出場に意欲的な錦織。メダル獲得を目指してどんなプレーを披露してくれるのだろうか。間もなく開幕するパリ五輪。テニス競技は７月27日～８月４日に開催される。

構成●スマッシュ編集部

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