今年から始まった、テニスの国別対抗戦「ATPカップ」。1月8日、決勝トーナメント進出国が決定する予選リーグ3試合目が行なわれた。日本はグループBに所属し、1月4日にはウルグアイに3-0で勝利、6日にはジョージアに2-1で勝利しており、3試合目は19年デ杯優勝国スペインと対戦。
決勝トーナメントに進出するためには、スペインに勝利して1位通過するか、1勝して2位通過した6カ国の内の上位2カ国に入る必要がある。
第1試合は、ベテランの添田豪が、9位のロベルト・バウティスタアグトに挑んだ。お互いフラット系のショットを得意とするだけに、ハイペースなショットの応酬となる。添田は2-6、4-6で敗れたものの、ネットプレーを多く取り入れたり、重要なポイントで良いサービスが入るなど善戦した。
第2試合にはナンバー1のラファエル・ナダルが登場。日本のエース西岡良仁は、最高のスタートを切った。ナダルにリズムを与えず、得意の回り込みフォアも気持ちよく打たせないように組み立てて、ミスを引き出す。
2-2のナダルのサービスゲームでは、西岡が相手のスマッシュを返球してエースを取るスーパーショットを繰り出して会場を沸かせる。続くブレークポイントでは、思惑通りにラリーを組み立てて、最後はコート内からバックのダウンザラインを放ち、ナダルから3-2とリードを奪ってみせた。
次のゲームでブレークバックされるものの、4-4のナダルのサービスゲームで再びブレーク。勝利への強い意志を見せた。第1セットはタイブレークに突入したが、セットを奪うには至らなかった。
第2セットも引き続きキレのあるプレーを続け、鋭いパッシングショットや、バックハンドのラリーでは優勢に立つシーンも随所に見せた。6-7(4)、4-6で敗れたものの、王者ナダル相手に持ち味を存分に発揮した西岡。今シーズンの活躍を期待させる内容だった。
日本はスペインに対しての敗戦が決まったが、マクラクラン勉/添田のダブルスで1勝を挙げれば、決勝トーナメントへ望みはつながる。
構成●スマッシュ編集部
決勝トーナメントに進出するためには、スペインに勝利して1位通過するか、1勝して2位通過した6カ国の内の上位2カ国に入る必要がある。
第1試合は、ベテランの添田豪が、9位のロベルト・バウティスタアグトに挑んだ。お互いフラット系のショットを得意とするだけに、ハイペースなショットの応酬となる。添田は2-6、4-6で敗れたものの、ネットプレーを多く取り入れたり、重要なポイントで良いサービスが入るなど善戦した。
第2試合にはナンバー1のラファエル・ナダルが登場。日本のエース西岡良仁は、最高のスタートを切った。ナダルにリズムを与えず、得意の回り込みフォアも気持ちよく打たせないように組み立てて、ミスを引き出す。
2-2のナダルのサービスゲームでは、西岡が相手のスマッシュを返球してエースを取るスーパーショットを繰り出して会場を沸かせる。続くブレークポイントでは、思惑通りにラリーを組み立てて、最後はコート内からバックのダウンザラインを放ち、ナダルから3-2とリードを奪ってみせた。
次のゲームでブレークバックされるものの、4-4のナダルのサービスゲームで再びブレーク。勝利への強い意志を見せた。第1セットはタイブレークに突入したが、セットを奪うには至らなかった。
第2セットも引き続きキレのあるプレーを続け、鋭いパッシングショットや、バックハンドのラリーでは優勢に立つシーンも随所に見せた。6-7(4)、4-6で敗れたものの、王者ナダル相手に持ち味を存分に発揮した西岡。今シーズンの活躍を期待させる内容だった。
日本はスペインに対しての敗戦が決まったが、マクラクラン勉/添田のダブルスで1勝を挙げれば、決勝トーナメントへ望みはつながる。
構成●スマッシュ編集部