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スビトリーナが産後の“復帰劇”を支えたコーチと契約解消!「私をより良い選手にしてくれました」と感謝<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.07.20

スビトリーナ(右)は1年以上サポートを受けてきたスルイター氏(左)とコーチ契約を解消した。(C)Getty Images

 女子テニス元世界ランク3位のエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/現30位)が、自身の公式インスタグラム(@elisvitolina)のストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新。コーチのレーモン・スルイター氏(オランダ)との契約を解消したことを明らかにした。

 現役時代に自己最高46位をマークしていたスルイター氏は、引退後にキキ・バーテンス(オランダ/元4位/2021年に引退)のコーチを務め、23年3月には産休から復帰したスビトリーナのコーチに就任。ツアーに復帰してわずか2カ月後の「ストラスブール国際」(WTA250)で優勝、6月「全仏オープン」(フランス・パリ/クレー/四大大会)のベスト8進出へ導いた。

 そして7月の「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝/四大大会)では、スビトリーナが世界女王のイガ・シフィオンテク(ポーランド/同1位)を下し、ベスト4へ進出。この"復帰劇"には、いつもスルイター氏の温かいサポートがあったわけだ。

 今季はツアー優勝こそ未だ獲得できていないものの、全豪オープン(オーストラリア・メルボルン/ハード/四大大会)と全仏オープンでベスト16、先日のウインブルドンではベスト8と安定した成績を収めている。
 
 このほどスビトリーナは投稿したインスタグラムで、スルイター氏とのコーチ契約解消を正式に発表。約1年以上にわたって支え続けてくれた恩師へ向け、以下のように心からの感謝を綴っている。

「レーモン・スルイターとのパートナーシップを終わらせることを、皆さんにお知らせしたかったのです。彼は私をより良い選手にしてくれました。彼はツアーの中で最高のコーチの一人であり、ハードワークと努力によって共に達成したことに常に感謝しています。

 コーチに関する次の動きが決まったらまた皆さんに報告します。ただ今はレーモンに改めて感謝し、彼の成功を祈りたいです」

 なお、スビトリーナは1週間後に控えるパリ五輪(テニス競技は7月27日~8月4日/クレー)へ出場が決まっている。前回の東京五輪ではシングルスで銅メダルを獲得しているだけに、今回はより輝く色のメダルを狙っていることだろう。

構成●スマッシュ編集部

【画像】コーチと契約解消の旨を伝えたX画面

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