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パリ五輪開会式、米国代表の“旗手”に女子テニスの20歳ガウフ決定!「選ばれるなんて100万年も考えていなかった」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.07.25

テニス選手として史上初めて米国五輪代表チーム旗手を務めることになった20歳のココ・ガウフ。(C)Getty Images

 20歳の女子テニス選手ココ・ガウフ(世界ランキング2位)が、間もなく開幕するパリ五輪の開会式で米国代表チームの旗手を務めることが現地24日、米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)によって発表された。

 代表チームの旗手は、米国五輪関係者や選手らの投票によって男女各1名が選出される。今回のパリ五輪では女子の代表にガウフが、そして男子では米プロバスケットボール界の大物レブロン・ジェームズ(39歳)が選出された。

 多くのアスリートが夢見る大舞台である五輪で「旗手」という大任を任されたガウフはUSOPCを通じて、「開会式で米国代表チームのために国旗を掲げる栄誉にあずかるなんて、100万年考えても思いませんでした」と驚きのコメント。

 そして「レブロンとともにチームメイトを率いて、最高の舞台で献身と情熱を披露できることをこれ以上ないほど誇りに思います」としている。ちなにみに今回のパリ五輪の米国チームに指名された592人の選手のうち、350人以上の選手が今週金曜日の開会式に参加する予定である。

 米ジョージア州立大学のバスケットボール選手だった父親とフロリダ州立大学の陸上競技選手だった母親の間に生まれたガウフは、6歳でテニスを始めると類まれな運動能力でみるみる上達。14歳でジュニア世界ランク1位をマークするとその年にプロへ転向。2019年のウインブルドンでは史上最年少(15歳3カ月)で予選から本戦入りを果たして4回戦進出と関係者を驚かせた。
 
 その成長曲線は衰える気配を示さず。2020年にトップ50入りを果たすと、22年の全仏オープンで準優勝し、翌23年の全米オープンでは早くもテニス四大大会初タイトルを獲得。またダブルスでは21年の全米で準優勝し、今年の全仏では優勝している。20歳とまだ若いガウフだが、その実力はいまや女子テニス界でもトップレベルにある。

 ガウフは21年に開催された東京五輪でも代表入りしていたが、この時は新型コロナウィルスの検査で陽性反応が出ため出場を断念。今回のパリが自身初の五輪となる。

 ガウフの旗手就任を支持した一人である男子テニスのクリストファー・ユーバンクス(同105位)は、「ココを心から誇りに思う。彼女がテニス選手としてどれほど素晴らしいかはよく知っているが、もっと重要なのは、彼女が人間としてどれほど素晴らしいかだ」と称え、「彼女以上にこの栄誉に値する人はいないと思うし、開会式で米国代表団を率いて旗を掲げる姿を見るのが楽しみだ」とコメントしている。

 いよいよ開幕するパリ五輪。連日繰り広げられる熱戦はもちろんだが、まずは開会式に注目したい。

構成●スマッシュ編集部

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【画像】米国五輪代表旗手となったガウフの感謝のコメント