パリ五輪テニス競技(7月27日~8月4日/クレー)の男子シングルス決勝が現地8月4日14時以降(日本時間21時以降)に行なわれる。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク2位)と第2シードカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)という最高のカードとなった。
2人ともオリンピックに対する思い入れは強いが、特にジョコビッチには並々ならぬものがある。全グランドスラムを制した上、全てのマスターズ大会で優勝している彼にとって、オリンピックの金メダルだけが、まだ手に入れていないビッグタイトルなのだ。
2008年の北京五輪で銅メダルを獲得しているが、その後のロンドン五輪と東京五輪では銅メダルを懸けた試合に敗れて4位。リオ五輪では1回戦敗退を喫している。だからこそ、準決勝でイタリアのロレンツォ・ムゼッティ(同16位)に勝利して、銀メダル以上が確定した時には、レッドクレーに倒れ込み優勝した時のように喜んだ。
「この時を約20年待っていた」と言う37歳のレジェンドは試合について、「セカンドセットはとてつもなくナーバスになった。試合前も試合中もナーバスではあったけどね。だから、このハードルを乗り越えられて、国のためにメダルを確実にできたことは本当にうれしい」とオンコートインタビューで語っている。
対する21歳のアルカラスは、パリ五輪がオリンピックデビューだ。準決勝でカナダのフェリックス・オジェ-アリアシム(同19位)に圧勝した後、決勝戦について、「自分の人生、キャリアにとって本当に特別な瞬間になるだろう。とても難しい試合になるだろうから、その瞬間を楽しめるようにしたい」と話している。
2人の対戦成績は3勝3敗。直近の試合はウインブルドンの決勝戦で、アルカラスがストレートで勝利している。パリ五輪の会場であるローランギャロスでは、昨年の準決勝で対戦しており、その時はジョコビッチが勝利し、タイトルを獲得。ちなみに、今年のローランギャロスを制したのはアルカラスだ。
今年と昨年のローランギャロスの覇者が、決勝で対戦するのだから面白い試合にならないはずがない。ジョコビッチが悲願の金メダルを手にするのか。アルカラスがローランギャロスとウインブルドンを制した勢いで頂点に立つのか。注目しよう。
構成●スマッシュ編集部
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2人ともオリンピックに対する思い入れは強いが、特にジョコビッチには並々ならぬものがある。全グランドスラムを制した上、全てのマスターズ大会で優勝している彼にとって、オリンピックの金メダルだけが、まだ手に入れていないビッグタイトルなのだ。
2008年の北京五輪で銅メダルを獲得しているが、その後のロンドン五輪と東京五輪では銅メダルを懸けた試合に敗れて4位。リオ五輪では1回戦敗退を喫している。だからこそ、準決勝でイタリアのロレンツォ・ムゼッティ(同16位)に勝利して、銀メダル以上が確定した時には、レッドクレーに倒れ込み優勝した時のように喜んだ。
「この時を約20年待っていた」と言う37歳のレジェンドは試合について、「セカンドセットはとてつもなくナーバスになった。試合前も試合中もナーバスではあったけどね。だから、このハードルを乗り越えられて、国のためにメダルを確実にできたことは本当にうれしい」とオンコートインタビューで語っている。
対する21歳のアルカラスは、パリ五輪がオリンピックデビューだ。準決勝でカナダのフェリックス・オジェ-アリアシム(同19位)に圧勝した後、決勝戦について、「自分の人生、キャリアにとって本当に特別な瞬間になるだろう。とても難しい試合になるだろうから、その瞬間を楽しめるようにしたい」と話している。
2人の対戦成績は3勝3敗。直近の試合はウインブルドンの決勝戦で、アルカラスがストレートで勝利している。パリ五輪の会場であるローランギャロスでは、昨年の準決勝で対戦しており、その時はジョコビッチが勝利し、タイトルを獲得。ちなみに、今年のローランギャロスを制したのはアルカラスだ。
今年と昨年のローランギャロスの覇者が、決勝で対戦するのだから面白い試合にならないはずがない。ジョコビッチが悲願の金メダルを手にするのか。アルカラスがローランギャロスとウインブルドンを制した勢いで頂点に立つのか。注目しよう。
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