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海外テニス

優勝候補アルカラス、全米オープン直前練習で右足首をねんざ!「状態を改善させて大会に向けて準備したい」<SMASH>

中村光佑

2024.08.25

全米オープンに向けて現地24日に行なった練習で右足首をねんざしたアルカラスはその後の記者会見で「1~2日で良くなるだろう」としている。(C)Getty Images

全米オープンに向けて現地24日に行なった練習で右足首をねんざしたアルカラスはその後の記者会見で「1~2日で良くなるだろう」としている。(C)Getty Images

 間もなく開幕を迎える今季最後の四大大会「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の男子シングルスに第3シードで出場する世界ランク3位のカルロス・アルカラス(スペイン)が、現地24日に開かれた記者会見に登場。その中で懸念されている足首の状態について言及し、「1~2日で良くなるだろう」と明かした。

 スペインメディア『Punto de Break』によると、アルカラスは同24日に会場内で行なったフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同29位)との練習で右足首をねんざし、予定よりも早めにヒッティングを中断。それからわずか数時間後に会見に臨み、同箇所の状態は特に心配はないとしてこうコメントした。

「予防措置としてトレーニングを中止したが、大丈夫だと思う。状況がさらに悪化した場合を考えると、十分にトレーニングを続ける気分にはなれなかった。ただ数時間経って気分は良くなったし、足首も大丈夫だ。明日はまた何も考えずに100%(の強度)でトレーニングをしてみるけど、今日は慎重にやらなければならなかった。

 けれども全米オープンへの出場については心配する必要はなかった。セルンドロへの敬意から、トレーニングをやめたくなかったので自分に腹が立ったけど、(いち早く)足首の状態を改善させて、大会に向けて準備したい。 1日か2日で100%になることはわかっている」
 
 パリ五輪で銀メダルを獲得したアルカラスは、全米オープンの前哨戦として先日の「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATP1000)に出場するも、初戦でガエル・モンフィス(フランス/元6位/同45位)に敗れた。ただ試合数を重ねられなかったことについても問題はないと、今季だけで四大大会2勝(全仏・ウインブルドン)を挙げている21歳は自信を見せる。

「もちろん、全米オープンの前にもっとハードコートで試合をしたかったけど、それは特に影響はない。例えば全仏を振り返ってみると、クレーコートでの試合数はそれほど多くなかったのに、良い結果を残すことができた。ウインブルドンもそんな感じだったね。全米でも同じような流れになるとは考えたくないけど、ハードコートでの試合が少なかったことについては心配していない」

 22年大会以来の全米制覇を狙うアルカラス。現地27日の初戦では予選勝者のリー・トゥー(オーストラリア/同188位)と対戦する。今年はどんなプレーを見せてくれるのか非常に楽しみだ。

文●中村光佑

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