いよいよ開幕を迎えた今季最後のテニス四大大会「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)。大会初日の現地26日に男子シングルス1回戦が行なわれ、センターコート第1試合に今季限りでの現役引退を表明している元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア/現210位)が登場。第13シードのベン・シェルトン(アメリカ/同13位)と対戦したが、4-6、2-6、2-6で完敗し、キャリア最後の四大大会を終えた。
長らく悩まされてきた手首のケガにより、今秋で現役を退く決断を下した30歳のティーム。そんな彼にとって全米は2020年に悲願の四大大会初優勝を達成した思い出の舞台だ。
本戦ワイルドカード(主催者推薦)で参戦した今大会初戦、ティームは昨年の全米で四大大会初の4強入りを果たした21歳のシェルトンと対戦。互いにキープが続く緊迫の展開となったが、終盤の第10ゲームでティームが痛恨のブレークを喫し1セットダウン。以降もシェルトンに主導権を握られ、1時間50分で初戦敗退となった。
試合後の会見でティームは潔く負けを認めつつ、最後に世界最大である全米のセンターコートでプレーできたことへの満足感を示した。
「全てが(以前とは)少し違っていた。試合を楽しもうとしたし、あのスタジアムでの一瞬一瞬を本当に楽しもうとした。(プレーできて)本当によかった。試合には集中できたと思うけど、もちろんシェルトンのような選手に対抗するために必要なレベルは自分にはもうない。それは以前からわかっていたこと。もちろんできるだけ楽しもうとしたけど、試合には集中していた」
間もなくやってくる“人生の第2章”は「楽しみにしている」とティーム。「ツアーでプレーするのは常に好きで、非常に忍耐強くやってきたけど、正直に言うと、自宅にいることや、できる限り普通の生活を送ることもいつも本当に楽しんでいた。普通の生活が待っている今、それを本当に楽しみにしている。そういう生活は僕にとってそれほど難しいことではない。自分の決断にも本当に満足している」と締めくくった。
長らく悩まされてきた手首のケガにより、今秋で現役を退く決断を下した30歳のティーム。そんな彼にとって全米は2020年に悲願の四大大会初優勝を達成した思い出の舞台だ。
本戦ワイルドカード(主催者推薦)で参戦した今大会初戦、ティームは昨年の全米で四大大会初の4強入りを果たした21歳のシェルトンと対戦。互いにキープが続く緊迫の展開となったが、終盤の第10ゲームでティームが痛恨のブレークを喫し1セットダウン。以降もシェルトンに主導権を握られ、1時間50分で初戦敗退となった。
試合後の会見でティームは潔く負けを認めつつ、最後に世界最大である全米のセンターコートでプレーできたことへの満足感を示した。
「全てが(以前とは)少し違っていた。試合を楽しもうとしたし、あのスタジアムでの一瞬一瞬を本当に楽しもうとした。(プレーできて)本当によかった。試合には集中できたと思うけど、もちろんシェルトンのような選手に対抗するために必要なレベルは自分にはもうない。それは以前からわかっていたこと。もちろんできるだけ楽しもうとしたけど、試合には集中していた」
間もなくやってくる“人生の第2章”は「楽しみにしている」とティーム。「ツアーでプレーするのは常に好きで、非常に忍耐強くやってきたけど、正直に言うと、自宅にいることや、できる限り普通の生活を送ることもいつも本当に楽しんでいた。普通の生活が待っている今、それを本当に楽しみにしている。そういう生活は僕にとってそれほど難しいことではない。自分の決断にも本当に満足している」と締めくくった。