海外テニス

今季最初のグランドスラム予選がスタート。初出場の21歳、村松千裕が激戦を制して2回戦へ【全豪オープン予選・第1日】

スマッシュ編集部

2020.01.14

サウスポーから繰り出す村松のサービス(写真は18年全日本選手権)。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 テニスのグランドスラム第一戦、オーストラリアンオープン(全豪オープン)は、1月14日(火)に予選が開幕。初日は男女シングルス1回戦が行なわれ、日本選手では村松千裕(グラムスリー)と岡村恭香(橋本総業ホールディングス)が登場した。

 WTAランキング228位で、今回がグランドスラム予選初挑戦となった村松は、223位のM・メリニコワ(ロシア)と対戦。2時間39分に及ぶ激闘の末、6-1、5-7、6-4で村松が競り勝ち、GS予選初勝利を挙げた。

 1998年生まれ、21歳の村松は、プロ転向4年目。サウスポーからの頭脳的な配球で相手を揺さぶるスタイルで、昨年11月のインド・ボパールのITFワールドツアー(W25)でキャリア初タイトルを獲得し、波に乗った状態で全豪予選入りした。日本テニス協会の女子ユースチーム(U-22強化メンバー)にも選ばれているホープだ。予選2回戦では156位のA・ロットナー(ドイツ)と対戦する。

 24歳の岡村も、GS予選初出場。相手は279位のH・バプティスト(アメリカ)で、234位の岡村よりも少し落ちるが、岡村は初出場の緊張感が災いしたか、1-6、4-6のストレートで敗れた。試合時間は1時間15分。
 
 15日は予選1回戦の残りが行なわれ、日本勢は男子3人、女子4人が登場する。

■1/15(水)の日本人選手のスケジュール
・1573Arena 4試合目/日比野菜緒[2] 対 E-S・リャン(台湾)
・コート7 4試合目/内藤祐希 対 A-L・フリードサム[25](ドイツ)
・コート11 2試合目/日比万葉 対 M・フレッチ(ポーランド)
・コート11 4試合目/添田豪[9] 対 M・トルンゲリッティ(アルゼンチン)
・コート12 2試合目/ダニエル太郎[8] 対 N・・ミロジェビッチ(セルビア)
・コート19 1試合目/守屋宏紀 対 N・ルビン(アメリカ)
・コート22 1試合目/奈良くるみ[27] 対 J・セペロワ(スロバキア)

構成●スマッシュ編集部

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