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海外テニス

世界4位のルバキナ、背中のケガが癒えずアジアツアーから撤退!「健康を優先することが最善であると判断しました」<SMASH>

中村光佑

2024.09.23

背中のケガに悩まされているルバキナが予定されていたアジアツアーを全てキャンセルすることを発表した。(C)Getty Images

背中のケガに悩まされているルバキナが予定されていたアジアツアーを全てキャンセルすることを発表した。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランク4位のエレナ・ルバキナ(カザフスタン)が出場を予定していたWTA1000大会「中国オープン」(9月25日~10月6日/中国・北京/ハードコート)を欠場すると発表。同時に今季のアジアツアーの全大会をスキップする意向も表明した。海外メディア『UBITENNIS』が報じている。

 先日行なわれた今季最後の四大大会「全米オープン」の2回戦を負傷により試合前に棄権したルバキナ。以降はツアーでプレーしておらず、参戦予定だった先週のWTA500シリーズ「ハナ銀行・韓国オープン」(9月16日~22日/韓国・ソウル/ハード)も欠場していた。

 そして間もなく開幕する「中国オープン」も出場を辞退。さらにはアジアツアーからの撤退も決断したようだ。『UBITENNIS』が掲載している声明でルバキナは次のようにコメントしている。

「背中のケガが続いているため、残念ながら今後のアジアツアーは撤退しなければなりません。私は回復に向けて一生懸命努力してきましたが、私と医療チームは、現時点では私の健康を優先することが最善であると判断しました。今年は大変な年でした。(中国オープンの)大会主催者とファンの皆さんのサポートに感謝しています。チームと私は、シーズン最終戦までにコートに戻れるよう努力していきます」
 
 今季のルバキナは1月の「ブリスベン国際」(WTA500)、2月の「ムバダラ・アブダビ・オープン」(WTA500)、4月の「ポルシェ・テニス・グランプリ(WTA500)のツアー3大会で優勝。「ウインブルドン」(四大大会)では4強進出と安定した成績を残していた。一方でケガや体調不良による欠場または途中棄権も今回の中国オープンを含め計10大会と非常に多く、アジアツアー以降どの大会で実戦復帰できるかも今のところは未定だという。

 今年8月下旬には5年間にわたって自身のコーチを務めたステファノ・ヴコフ氏との契約を解消。世界ランキングでも4位から5位への後退が差し迫っており、どこか悪いことが立て続けに起こっている印象を受ける。ひとまずはシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(11月2日~9日/サウジアラビア・リヤド/ハード/FIN)の出場権獲得のためにも、いち早くルバキナの状況が好転することを願いたい。

文●中村光佑


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