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来年の全豪オープンで負傷離脱中のキリオスが3年ぶりに出場へ!「そうなると信じている」と大会ディレクター<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.10.11

昨年6月のシュツットガルト大会以降戦線を離脱しているキリオスが、来年1月に母国で開催される全豪オープンへ出場する話が浮上した。(C)Getty Images

 スキルフルで躍動感あふれるプレー、そして率直な発言でテニス界を盛り上げてきた男が、ついに選手としてコートへ戻ってくるかもしれない。

「全豪オープン」(2025年1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)のトーナメントディレクターを務めているクレイグ・タイリー氏が、「ニックに復帰して出場してほしいと思っているし、そうなると信じている」と会見で発言。ケガのため長期離脱している元世界13位のニック・キリオス(オーストラリア)の復帰に自信を示した。

 もしキリオスが出場すれば3年ぶり、同郷の親友タナシ・コキナキスと組み男子ダブルスで四大大会初優勝を果たした2022年以来となる。

 タイリー氏は、オーストラリアの民放『チャンネル9』にこうも語っている。

「彼が夏に向けて練習し、準備していることはわかっている。彼はオーストラリアでプレーするのが大好きだ。彼が戻ってくることを期待しているし、準備も順調に進んでいると思うよ」(※全豪が開催される1月は南半球の夏)
 
 2023年に続いて今年の全豪オープンも棄権したキリオス。ヒザや足、手首などのケガのため、この2年間はツアーで1試合しかプレーしていない。

 2022年10月の「ジャパン・オープン」(日本・東京/ハードコート)準々決勝を棄権して戦線離脱すると、昨年6月に行なわれた「ボス・オープン」(ドイツ・シュツットガルト/グラスコート)でようやく復帰を果たすも、1回戦でウー・イービン(中国)に敗れると再びツアーから離れた。そして10月中旬には世界ランキングも消滅している。

 それでも、ソーシャルメディアでの活発な発信や、全豪オープンなどでのテレビ解説、さらにはオンコートインタビュアーといった仕事もあり、29歳になったキリオスの存在感はまったく薄れていない。多くのファンが彼の復帰を待ち望んでいることだろう。

 タイリー氏によれば、キリオスが出場する際は、プロテクトランキング(負傷離脱前の順位でエントリーできる救済措置)か、ワイルドカード(主催者推薦)により本戦入りする見込みだ。

構成●スマッシュ編集部

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