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ヨネチャレ

「オーストラリア旅行」を手にしたのは神奈川代表の伊藤/井上ペア!【ヨネックスレディースチャレンジカップ2024 全国決勝大会】<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.12.24

決勝はタイブレークにもつれ込む接戦となったが強気なプレーを貫いた神奈川代表の伊藤/井上ペアが2024年全国大会の頂点に立った。写真:滝川敏之

決勝はタイブレークにもつれ込む接戦となったが強気なプレーを貫いた神奈川代表の伊藤/井上ペアが2024年全国大会の頂点に立った。写真:滝川敏之

「優勝すればペアでオーストラリア旅行に行ける大会」

 それが、今年で20回を迎えた女子テニスのビッグイベント「ヨネックスレディースチャレンジカップ」である。その全国決勝大会が11月27・28日の2日間にわたり、神奈川県横浜市の横浜国際プールで開催された。
 
 今回の「ヨネックスレディースチャレンジカップ2024 全国決勝大会」に参加したのは、全国51地区で実施された予選を勝ち抜いた51ペア(102名)。大会前日に現地入りした代表選手らは、その夜に横浜市内のホテルで催された豪華レセプションパーティーを経て、翌日に試合本番を迎えた。

 大会初日は、3ペアが1グループとなり、全17ブロックでリーグ戦を実施し、ここでグループ内の順位を確定させた。そして大会2日目は、リーグ戦の順位に基づいて1~3位までの順位別トーナメントが行なわれた。

 優勝ペアにオーストラリア旅行の副賞が贈られる1位トーナメントの決勝は、チェアアンパイアに加えてラインズマンが付くなどプロツアー顔負けの雰囲気のなか、神奈川代表の伊藤/井上ペアと栃木代表の小倉/赤崎ペアによって行なわれた。

 先にリードを奪ったのは神奈川ペア。2度のサービスブレークに成功して3-0とスタートダッシュを決めた。だが、栃木ペアも負けてはいない。そこから2ゲームをブレークバックして3-3と追いついてみせた。

 白熱した試合は、お互いがサービスゲームをキープしながらタイブレークへと突入。するとこの最終局面に入り、より強気のプレーを貫いた神奈川ペアがポイントを重ねて7-1と栃木ペアを振り切り1時間超の激闘に終止符を打った。
 
 優勝した伊藤/井上ペアが「勝てるなんて信じられないです」と驚くほどの大接戦となった今回の決勝。オーストラリア行きを決めた2人は「思ってもいなかった」こともあり旅行については「これから考える」と笑顔を見せた。

 一方、残念ながら準優勝に終わった小倉/赤﨑ペアは「最後は気持ちの差が出た」と悔やんだものの、「この2日間はチャレンジャーとしてとても楽しむことができました」と最後は納得の表情を浮かべ会場をあとにした。

 今大会期間中には、日本女子テニス界をけん引してきたヨネックス所属の兼城悦子プロと小畑沙織プロによる「チャレンジマッチ」も開催。30-30からのショートゲームだが、プロのハイテクニックと参加者の熱気で見応え十分。コントロール抜群のプロの華麗なショットと参加者が繰り出すパワフルショットの応酬にコートは歓声に包まれた。のべ70ペアが参加したチャレンジマッチは、予定の時間を超える大盛況となった。

 多くの参加者から「和気あいあいとした雰囲気のなか、普段はプレーできない相手と試合ができて本当に楽しかった!」という声が数多く聞かれた今大会。「こんな大会は他では体験できない」と参加者の皆さんは忘れられない2日間を過ごしたようだ。

■開催日/11月27日(水)・28日(木) 
■会場/横浜国際プール特設コート
■主催/ヨネックス株式会社
■特別協賛/ダイドードリンコ株式会社
■協賛/タケヤ化学工業株式会社 株式会社丸善 株式会社Beautyline 一般社団法人Top Athlete Group ビンス・バークレーテニスアカデミー 東京ウェルネス株式会社
■後援/月刊「スマッシュ」
■協力/東京・横浜リゾート&スポーツ専門学校テニスコース

取材・文●澄田公哉

【画像】全国から集まった51組が熱戦を繰り広げた「ヨネックスレディースチャレンジカップ2024 全国決勝大会」フォトギャラリ―

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