大学テニスの2024年シーズンを締めくくる「第61回 全日本学生室内テニス選手権大会」は12月15日にブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市)で最終日を迎え、男女シングルス、ダブルスの決勝が行なわれた。
男子シングルス決勝は第1シードの田中佑(筑波大学3年)と第2シードの丹下颯希(日本大学3年)による頂上決戦。田中は今年、春の関東学生を3連覇、夏を2連覇しており、一方の丹下は夏の全日本学生選手権(インカレ)で準優勝と、共に充実したシーズンを送ってきた。
2人は春関準決勝で対戦し、その時は田中が完勝していたが、今回は違った。今季の成長が著しい丹下が6-4、6-4のストレートで快勝し、大会初優勝。同時にこれが大学テニスでのシングルス初タイトルとなった。田中は昨年に続く準優勝で、悲願の全国タイトル獲得は今回もならなかった。
今年の大学テニス男子はインカレを高悠亜(日大3年)が、大学王座決定試合を日大が、そしてインカレ室内を丹下が制し、日大が全国タイトルを独占する大躍進だった。
女子シングルスは、24年インカレ女王の山口花音(関西大学3年)を準決勝で破った大橋麗美華(慶應義塾大学3年)が2年連続の決勝進出。もう一方の準決勝は先の夏関決勝の再戦となり、宮田萌芳(早稲田大学3年)が同門の金子さら紗(早大3年)にリベンジを果たして決勝に駒を進めた。
決勝は宮田が勝負強さを見せた。春の早慶戦では大橋に完敗を喫していた宮田だが、今回は要所を締めて7-5、7-5で勝利。大会初優勝および大学初タイトルを手中に収めた。大橋は昨年のインカレ、インカレ室内に続き決勝で涙をのんだ。
なお男子ダブルスは予選から勝ち上がった寺島拓斗/永井優輝(法政大学1年/1年)がルーキーイヤーでビッグタイトルを獲得。女子ダブルスは平田葵/小高未織(早大3年/1年)が早大に2冠目をもたらし、平田は夏のインカレ複に続く制覇となった。
〈各種目の決勝の結果〉
◆男子シングルス決勝
丹下颯希(日本大学)[2] 6-4 6-4 田中佑(筑波大学)[1]
◆女子シングルス決勝
宮田萌芳(早稲田大学)[5] 7-5 7-5 大橋麗美華(慶應義塾大学)[4]
◆男子ダブルス決勝
寺島拓斗/永井優輝(法政大学)[Q] 6-3 6-4 藤田大地/森田皐介(早稲田大学)[4]
◆女子ダブルス決勝
平田葵/小高未織(早稲田大学)[1] 6-2 6-3 星野桃花/大坪花(東京国際大学)
※[ ]内の数字はシード順位、Qは予選勝ち上がり
構成●スマッシュ編集部
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男子シングルス決勝は第1シードの田中佑(筑波大学3年)と第2シードの丹下颯希(日本大学3年)による頂上決戦。田中は今年、春の関東学生を3連覇、夏を2連覇しており、一方の丹下は夏の全日本学生選手権(インカレ)で準優勝と、共に充実したシーズンを送ってきた。
2人は春関準決勝で対戦し、その時は田中が完勝していたが、今回は違った。今季の成長が著しい丹下が6-4、6-4のストレートで快勝し、大会初優勝。同時にこれが大学テニスでのシングルス初タイトルとなった。田中は昨年に続く準優勝で、悲願の全国タイトル獲得は今回もならなかった。
今年の大学テニス男子はインカレを高悠亜(日大3年)が、大学王座決定試合を日大が、そしてインカレ室内を丹下が制し、日大が全国タイトルを独占する大躍進だった。
女子シングルスは、24年インカレ女王の山口花音(関西大学3年)を準決勝で破った大橋麗美華(慶應義塾大学3年)が2年連続の決勝進出。もう一方の準決勝は先の夏関決勝の再戦となり、宮田萌芳(早稲田大学3年)が同門の金子さら紗(早大3年)にリベンジを果たして決勝に駒を進めた。
決勝は宮田が勝負強さを見せた。春の早慶戦では大橋に完敗を喫していた宮田だが、今回は要所を締めて7-5、7-5で勝利。大会初優勝および大学初タイトルを手中に収めた。大橋は昨年のインカレ、インカレ室内に続き決勝で涙をのんだ。
なお男子ダブルスは予選から勝ち上がった寺島拓斗/永井優輝(法政大学1年/1年)がルーキーイヤーでビッグタイトルを獲得。女子ダブルスは平田葵/小高未織(早大3年/1年)が早大に2冠目をもたらし、平田は夏のインカレ複に続く制覇となった。
〈各種目の決勝の結果〉
◆男子シングルス決勝
丹下颯希(日本大学)[2] 6-4 6-4 田中佑(筑波大学)[1]
◆女子シングルス決勝
宮田萌芳(早稲田大学)[5] 7-5 7-5 大橋麗美華(慶應義塾大学)[4]
◆男子ダブルス決勝
寺島拓斗/永井優輝(法政大学)[Q] 6-3 6-4 藤田大地/森田皐介(早稲田大学)[4]
◆女子ダブルス決勝
平田葵/小高未織(早稲田大学)[1] 6-2 6-3 星野桃花/大坪花(東京国際大学)
※[ ]内の数字はシード順位、Qは予選勝ち上がり
構成●スマッシュ編集部
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