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海外テニス

「世界4位にいた頃のテニス」松岡修造氏が錦織圭を称賛!「周りの進化にどう対応していくか」と課題も<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.01.16

松岡氏(左)が「最悪のコンディション」で戦った錦織(右)の全豪2回戦を熱く振り返った。(C)Getty Images、スマッシュ写真部

松岡氏(左)が「最悪のコンディション」で戦った錦織(右)の全豪2回戦を熱く振り返った。(C)Getty Images、スマッシュ写真部

 既報の通り、元世界4位の錦織圭(現74位)が、テニス四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第12シードのトミー・ポール(アメリカ/同11位)に7-6(3)、0-6、3-6、1-6で敗れた。

 日本テニス界レジェンドの松岡修造氏は、この試合もコートサイドから観戦し、恒例となった独自の熱血解説を自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)に綴った。

「朝から雨が降ったり止んだり…。外コートで試合をする選手にとっては、イライラの募る時間が続いた大会4日目。デイセッション第3試合の予定だった錦織圭選手の試合が始まったのは夜9時過ぎだった。体感温度は10度以下。強風が思いっきりコートを舞う。ある意味、最悪のコンディション」

 そして今回は強風を受け、“風”をテーマに分析した。
 
 まず「超攻撃圭風」と題し、「第1セットの出足から超攻撃圭風が吹いた。寒い強風を仲間にしたかのように、ストローク、ネットとこれ以上ないくらい攻撃の連続だった」と称賛。

 続いて「トミー・ポール風」として、「第2セットはポールのキレのあるストローク、キレのある動きで、ポール風が吹き荒れた。何をやってもポール風が吹き続く。錦織選手がストロークをコントロールしていたが、我慢の逆風が続いた」と振り返る。

 最後は「日本熱風」と表現。「真夏ではなく真冬の全豪オープンとなったが、1573アリーナには、日本の皆さんの応援熱風が溢れていた。子どもから大人まで、その声援が止むことはなく、アリーナの雰囲気はまるでホームのようだった」と日本の応援を肌で感じたようだ。

 そして以下のように続けた。

「ただ、今回はポールに軍配が上がった。素晴らしいテニスを披露したポールを讃えたい」

「そして錦織選手。全豪オープン、グランドスラムで錦織圭は戦えることを証明してくれてありがとう!1つ言えることは、錦織選手が世界4位にいた頃のテニスに届いていることだ。そして、進化しているところもある。ただ、周りも進化している。その進化にどう対応していくか」

「まずは怪我なくテニスができていることを幸せに感じます。さぁ、2025年は錦織圭風を吹かしていこう!」

 なお、錦織が次に出場するのはデビスカップ・ファイナルズ予選1回戦(日本vsイギリス/1月31日~2月1日/日本・兵庫/室内ハード)の予定だ。全盛期を彷彿とさせる錦織の戦いぶりに注目が集まる。

構成●スマッシュ編集部

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【画像】錦織圭の「全豪オープン2025」1&2回戦激闘フォトギャラリ―
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