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国内テニス

大人と同じ試合球で新たに9歳以下もプレー! 大きな可能性を秘めたジュニアテニス大会『Growing 2024 Final by HEAD』が開催!<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.02.14

全国各地で実施された予選を勝ち抜いてきた強豪ジュニアが一堂に会し、2日間にわたり熱戦を繰り広げた。(C)Growig Final

全国各地で実施された予選を勝ち抜いてきた強豪ジュニアが一堂に会し、2日間にわたり熱戦を繰り広げた。(C)Growig Final

 才能あふれるジュニアプレーヤーたちによる『Growing 2024 Final by HEAD』が、去る1月25日(土)・26日(日)の2日間にわたり、静岡県伊伊東市の小室山公園テニスコートにて盛大に開催された。

 本大会は全国各地区で実施された各カテゴリーの予選で、優勝と準優勝に輝いた強豪たちによる戦い。昨年までは、11、13、15歳以下の3カテゴリーで開催していたが、今年からは9歳以下が新たに加わった。

 これについて大会ディレクターの上原隆明(ファイブフォー株式会社)氏は、「9歳以下の選手が同世代でイエローボール(通常の試合で使用されるボール)の試合を行なえる大会はほとんどなく、これまではイエローボールの試合に出場するために12歳以下の大会に挑戦するしかありませんでした。そこで、より多くの選手が適切な環境で経験を積めるよう、新たにこのカテゴリーを設けることにしました」と語る。これには上原氏の想像以上の反響があり、地区予選での優勝、準優勝選手ほぼ全員が参戦した。

 かくして北は山形から南は沖縄まで、全国28都府県から約280名の選手、そして保護者を含む約900名が会場を訪れた。

 そして大会は初日に予選リーグ戦を実施し、2日目は本戦トーナメント戦が行なわれた。
 
 試合をしながら学んでいくジュニアも多く、11歳以下女子優勝の佐藤舞(Ai Love All TA 香枦園)選手もその1人。「予選は4ゲーム先取だったので、最初からギアを上げていくことを考えました。トーナメントではダブルフォールトが多かったところを修正して、優勝することができました」と冷静に戦いを振り返る。

 一方、9歳以下男子優勝の小泉成(GR8)選手も「色んなタイプの選手と試合ができたし、強いボールも打てました。これからは体重移動しながら打てるように頑張って練習していきたいです」と戦いを通しての収穫と技術的な課題も学んだようだ。

 また、本大会の特徴の一つとして「家族で訪れても皆で楽しめるコンテンツ」が数多く用意されているということが挙げられる。球入れや的当て、ボッチャやピックルボール、トレーニング体験などの身体を動かすレクリエーション。そして昼食には、地元伊東のグルメを含めた食を楽しめるキッチンカーが立ち並び大賑わい。参加者には親子三世代で楽しんでいる姿も見られた。

 さらには、スポンサーであるHEADのラケット試打会や、24日には秋山みなみプロ、25日には尾﨑里紗プロ、そして26日には吉田伊織プロが来場してテニスクリニックを開催。参加選手たちは試合だけではない充実した時間を楽しんだ。

 そして大会優勝者にはHEADとの用具提供の権利や、Growing主催のオーストラリア9日間の遠征補助金10万円分が、MVPには同じく遠征補助金25万円分が授与された。
 
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