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海外テニス

ジョコビッチが自身のキャリアを回顧。最大のライバルはナダル、最高の試合に挙げたのは2つ!<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.02.19

ジョコビッチ(左)がキャリア最高の試合の1つに挙げたのが、初優勝を飾った2011年ウインブルドンの決勝だ。その相手でもあったナダル(右)が最高のライバルだったという。(C)Getty Images

ジョコビッチ(左)がキャリア最高の試合の1つに挙げたのが、初優勝を飾った2011年ウインブルドンの決勝だ。その相手でもあったナダル(右)が最高のライバルだったという。(C)Getty Images

 男子テニスツアーの「カタール・エクソンモービル・オープン」(2月17日~22日/カタール・ドーハ/ハードコート)に参戦した元世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現7位)が、開幕前の会見で自身が考えるキャリアのハイライトとしてやや意外な試合を挙げていた。

 ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルの2強を追うように登場したジョコビッチは、2007年の「全米オープン」で初めて四大大会決勝に進出すると、翌年の「全豪オープン」でメジャー初タイトルを獲得。やがてフェデラー、ナダル、マリーとのビッグ4でしのぎを削りながら、男女を通じて最多タイとなる24回もの四大大会優勝を重ねてきた。ライバルたちの引退後もツアーのトップに君臨し、今季も25個目のタイトルを狙っている。

 そんな充実のキャリアだけに、ハイライトに相応しい試合は無数にある。例えば、グランドスラム初優勝の08年全豪、24回目の優勝となった23年全米など節目の勝利はインパクトが大きい。また、5時間53分に及んだ12年全豪決勝のナダル戦、あるいはマッチポイントを2つしのいで勝った19年ウインブルドン決勝のフェデラー戦など、誰もが記憶する歴史的名勝負も挙がるだろう。ジョコビッチ自身は、どの試合をハイライトと捉えているのだろうか。
 
「僕にとってプロキャリアにおけるこの20年間は、激動でありまた大成功の期間だった。このスポーツが提供できる最高のものを達成するという幸運に恵まれた」

「もちろん、グランドスラムは最大のハイライトだ。それは2011年にウインブルドンで初めて優勝した時。なぜなら、若い頃から夢の大会だったから」

 11年ウインブルドンで初めて決勝に勝ち上がったジョコビッチは、ナダルを6-4、6-1、1-6、6-3で倒して初優勝。同大会をフェデラーとナダル以外が制覇するのは、レイトン・ヒューイット(オーストラリア)が勝った02年以来のことだった。

 もう1つのハイライトとして、ジョコビッチはパリ五輪決勝での勝利を並べる。「昨年、母国のために金メダルを獲得したことが、おそらくキャリア全体のハイライトだろう」。クレーコートで新進気鋭のカルロス・アルカラス(スペイン)を倒した一戦だ。

 さらに最も手強かった相手について問われると、納得の名前を挙げる。

「フェデラーとナダルの名前は知っているだろう? 最大のライバルとして際立っているのは、おそらくナダルだ」

 競い合うことで自身の成長を促してくれたライバルたち。ちなみに、ジョコビッチとビッグ4との対戦成績は、対マリーが25勝11敗、対フェデラーが27勝23敗、対ナダルが31勝29敗。彼らが引退した今も、マリーをコーチに付け、歩みを続けている。

構成●スマッシュ編集部

【動画】ジョコビッチがナダルを破って初優勝!「2011ウインブルドン」決勝ハイライト

【画像】金のジョコビッチ、銀のアルカラスらパリオリンピック・テニス競技のメダリストたち

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