第60回島津全日本室内テニス選手権大会(男子3月5日~9日、女子11日~16日/京都府・島津アリーナ京都/室内カーペットコート/賞金総額男子600万円、女子4万ドル)は16日に女子の最終日を迎え、シングルス決勝を実施。18歳の齋藤咲良(富士薬品)が6-4、7-6(2)で坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)を破り初優勝とともに今季初タイトルを手にした。
ITF(国際テニス連盟)ワールドテニスツアーW50に該当する女子部門。第2シードで出場している齋藤は、準決勝で第7シードのエマーソン・ジョーンズ(オーストラリア)とフルセットを戦ったものの、それ以前の3試合は全てストレートで勝ち切っての決勝進出。一方、第8シードの坂詰は4試合全てをストレートで勝ち抜いて決勝へと駒を進めた。
両者の対戦は2022年の「安藤証券オープン」(東京)以来。当時まだ16歳だった斎藤は坂詰の前にストレートで屈していたが、約2年半の時を経て迎えた2度目の対決では一歩も引かなかった。
坂詰のサービスで始まった第1セット。ファーストサービスが思うように決まらない齋藤は第4ゲームで早くもブレークを許すが、ラリー戦では粘り強くボールを散らし相手のミスを誘い、第7と9ゲームでブレークバックに成功して逆転。そのまま押し切り6-4で第1セットを手にする。
迎えた第2セットは第5ゲームで齋藤がブレークするも、続く第6ゲームでは坂詰にブレークバックを許すという拮抗した展開となり、勝負はそのままタイブレークへともつれ込む。ここで最初にミニブレークに成功した齋藤は、その勢いのままポイントを重ね、最後は7-2と突き放して1時間29分にわたる熱戦を制した。
昨年6月のビアリッツ(フランス/クレーコート/W100)以来となる勝利を飾った齋藤は、これで通算3度目のタイトル獲得となった。
なお、前日に実施されたダブルスでは、第3シードの今村咲/パク・ソヒョン(EMシステムズ/韓国)が、第1シードの小堀桃子/清水綾乃(橋本総業ホールディングス/Team LB)を7-5、6-4で破り優勝している。
◆女子シングルス決勝結果(16日開催)
〇齋藤咲良(富士薬品)【2】 6-4 7-6(2) 坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)【8】●
◆女子ダブルス決勝結果(8日開催)
〇今村咲/パク・ソヒョン(EMシステムズ/韓国)【3】 7-5 6-4 小堀桃子/清水綾乃(橋本総業ホールディングス/Team LB)【1】●
※【 】内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
【動画】齋藤が初優勝を飾った「第60回島津全日本室内テニス選手権大会」決勝ハイライト
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ITF(国際テニス連盟)ワールドテニスツアーW50に該当する女子部門。第2シードで出場している齋藤は、準決勝で第7シードのエマーソン・ジョーンズ(オーストラリア)とフルセットを戦ったものの、それ以前の3試合は全てストレートで勝ち切っての決勝進出。一方、第8シードの坂詰は4試合全てをストレートで勝ち抜いて決勝へと駒を進めた。
両者の対戦は2022年の「安藤証券オープン」(東京)以来。当時まだ16歳だった斎藤は坂詰の前にストレートで屈していたが、約2年半の時を経て迎えた2度目の対決では一歩も引かなかった。
坂詰のサービスで始まった第1セット。ファーストサービスが思うように決まらない齋藤は第4ゲームで早くもブレークを許すが、ラリー戦では粘り強くボールを散らし相手のミスを誘い、第7と9ゲームでブレークバックに成功して逆転。そのまま押し切り6-4で第1セットを手にする。
迎えた第2セットは第5ゲームで齋藤がブレークするも、続く第6ゲームでは坂詰にブレークバックを許すという拮抗した展開となり、勝負はそのままタイブレークへともつれ込む。ここで最初にミニブレークに成功した齋藤は、その勢いのままポイントを重ね、最後は7-2と突き放して1時間29分にわたる熱戦を制した。
昨年6月のビアリッツ(フランス/クレーコート/W100)以来となる勝利を飾った齋藤は、これで通算3度目のタイトル獲得となった。
なお、前日に実施されたダブルスでは、第3シードの今村咲/パク・ソヒョン(EMシステムズ/韓国)が、第1シードの小堀桃子/清水綾乃(橋本総業ホールディングス/Team LB)を7-5、6-4で破り優勝している。
◆女子シングルス決勝結果(16日開催)
〇齋藤咲良(富士薬品)【2】 6-4 7-6(2) 坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)【8】●
◆女子ダブルス決勝結果(8日開催)
〇今村咲/パク・ソヒョン(EMシステムズ/韓国)【3】 7-5 6-4 小堀桃子/清水綾乃(橋本総業ホールディングス/Team LB)【1】●
※【 】内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
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